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ふいね
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青桃 魔法パロ 学パロ
春の王都は、花の香りに満ちていた。
城下町の中央広場には、色とりどりの花が咲いている。けれどそれは、自然のものではない。
一人の青年が、指先で空をなぞった。
淡い光が広がり、そこから小さな芽が生まれる。
次の瞬間――
一面に花が咲いた。
白、桃、紫。風に揺れる花々は、まるで生き物のようだった。
ないこ
植物魔法。
この国では珍しい魔法だった。
草花を育て、操る力。
戦いには向かないと言われている。
でも――
子ども
ないこ
子ども
町の子どもたちは笑いながら花畑を駆け回る。
その光景を見て、ないこは優しく笑った。
すると、背後から声がする。
まろ
ないこ
振り向く。
そこには一人の青年が立っていた。
青の髪。
少し吊り上がった目。
そしてどこか涼しげな雰囲気。
ないこは思わず顔をほころばせる。
ないこ
駆け寄る。
まろは少し照れたように目を逸らした。
まろ
ないこ
まろ
ないこ
まろはため息をつく。
でも、その口元は少し笑っていた。
この国には『守護魔法士』と呼ばれる者たちがいる。
王都を守る特別な魔法使い。
まろは、その中でも特別な存在だった。
氷の魔法と――
清心魔法。
心を鎮め、狂気や暴走を止める魔法。
この二つを使える者は、国でもほとんどいない。
まろ
ないこ
まろ
ないこ
ないこは笑う。
ないこ
まろ
ないこ
ないこは少しむくれた。
まろは肩をすくめる。
まろ
まろ
ないこ
まろ
短い言葉だった。
でも、それだけでないこの胸は温かくなる。
ないこ
まろ
ないこ
まろ
ないこ
ないこはポケットから小さな箱を取り出した。
開く。
中には、銀色の指輪。
その中央に、小さな桃の宝石がついている。
ないこ
まろ
ないこ
まろ
まろは固まった。
ないこは少し緊張していた。
ないこ
ないこ
風が吹く。
花びらが舞った。
まろはしばらく黙っていた。
それから、頭をかく。
まろ
ないこ
まろ
ないこ
まろ
ないこ
まろは小さく笑った。
それから、指輪を見つめる。
しばらくして――
まろ
ないこ
まろ
ないこの顔が一瞬で明るくなる。
ないこ
まろ
まろは指輪を手に取った。
そして、ないこの手を掴む。
ないこ
まろ
そう言って、ないこの指に指輪をはめた。
ないこ
ないこは目を丸くする。
まろ
ないこ
まろ
ないこ
ないこは、はっきり言った。
ないこ
二人は笑った。
その時だった。
城の方から、鐘の音が鳴る。
重く、低い音。
まろの表情が変わる。
まろ
ないこ
まろ
ないこ
まろ
まろは指輪を見た。
それから、ないこを見る。
まろ
ないこ
まろ
ないこ
まろは歩き出す。
でも、数歩進んでから止まった。
振り返る。
まろ
ないこ
まろ
ないこ
まろ
ないこは笑った。
ないこ
まろ
ないこ
まろ
まろは少し笑って、城へ向かった。
ないこはその背中を見送る。
花びらが舞う。
そして――
その日。
国の運命が決まった。
夜。
王城。
巨大な魔法陣が、地下に広がっていた。
国の守護結界。
しかし、それは崩壊しかけている。
王
魔導士
魔導士
王
魔導士
空気が凍った。
魔導士
魔導士
沈黙。
全員の視線が一人に向く。
まろだった。
まろ
王
魔導士
まろは目を閉じた。
そして――
静かに言った。
まろ
王
まろ
まろ
誰も言葉を返せない。
まろは一人で笑った。
まろ
まろ
王
まろ
王
まろは少し考えてから言った。
まろ
まろ
王は目を伏せた。
王
まろは深く頭を下げた。
そして地下を出ていく。
夜風が冷たい。
まろは空を見上げた。
ポケットの中。
指輪が光っていた。
まろ
小さく笑う。
まろ
まろ
遠くで花の香りがした。
ないこの魔法の匂いだった。
まろは目を閉じる。
まろ
その言葉は、誰にも届かなかった。
ふいね
ふいね
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