この作品はいかがでしたか?
273
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Nightmare
Killer
Bossのことが好きだ
Killer
Nightmare
Killer
Nightmare
Killer
Nightmare
Killer
僕を見てよ
Crossが亡くなってから数ヶ月が経った
その日はBossと僕とCross、この三骨で奇襲を仕掛けようとAUに行った
そこでいつものようにAUの破壊活動を行っている最中、Crossは襲われたのだ
賢いアイツは雑魚モンスターなんかに大人しく襲われるヘマはしない。
そう、普通なら
そのモンスターの狙いはBoss─Nightmareだった
Bossの左顔─黝い粘膜で覆われているそこは死角だ
モンスターはそこを狙って攻撃を仕掛けてきた
それに気づいたCrossは咄嗟にBossを庇った
Bossはそこらの雑魚モンスターの攻撃なんか簡単に躱せたのに、アイツはBossを庇った
一瞬のことでBossが驚愕の顔を見せる中Crossは罰が悪そうに笑った
別に攻撃を喰らおうが喰らわまいがBossは気にしていなかっただろう
アイツもきっと知っていた筈なのに自ら犠牲となってまでBossを庇った
Bossは倒れたCrossの元に駆け込んだ
Nightmare
あれ程までに焦った顔のBossは見たことがなかった
Cross
Nightmare
Cross
Nightmare
Nightmare
Cross
Nightmare
本当はBossも、Crossの体が修復不可能の所まできていることは分かっていただろう
でも、それを認めるのが怖かったのかもしれない
Crossの体の塵が少しずつ消えて空中に溶ける
Cross
Nightmare
Cross
Nightmare
Crossの体が半分以上消えている
Cross
Cross
Nightmare
Crossは絶対にアレを言うつもりだ
Cross
Nightmare
それを聞いてしまったら俺は
Cross
その言葉を最後にCrossは塵になった
Nightmare
Nightmare
Crossの塵がBossの指の間を通り抜ける
Nightmare
その声は今にも泣きそうだった
Killer
僕は無言でBossを抱きしめた
Bossの体は冷たくて震えていた
Nightmare
Bossは壊れたようにCrossと呼び続けた
Killer
Killer
僕も死んだらCrossみたいに"Killer"として見てくれるのかな
Killer
どうせそんな事にはならない
"Bossの特別はアイツだけだから"
そんな薄暗い感情を秘めながらBossが落ち着くまで側にいた
あれから数ヶ月経った
Bossはある程度回復したものの以前のようにAUの破壊活動を行うことは無くなった
ある日、Bossに集められた僕達(闇AUのメンバー)は今日でここは解散だ。後はやりたきゃお前らだけでやれ、と僕達に言った
あの時、その場にいたのは僕だけで後は皆事情を知らないからBossに違和感を感じながらも頷いた
…何もかもアイツのせいだ
アイツのせいでBossがおかしくなった
一人を除いて誰も居なくなったかつての拠点に来た
そう、Bossはまだここにいる
僕は毎日元のBossに戻って欲しい一心でこの拠点に来ている
でもBossは僕の事なんて上の空みたいで聞く耳を持たない
いくら説得しても無駄だった
それでも諦めずに毎日訪れていたある日
Bossが飛び降りようとしているのが見えた
僕は咄嗟にBossを止めようと走った
Bossの体が中に舞う─ギリギリで捕まえられた
Killer
Bossが決して死ぬことはないけど今離したら消えちゃいそうで怖かった
Bossは止められたことが嫌だったのか眉を寄せたあとに言った
Nightmare
Killer
Nightmare
Bossは俺と顔を合わせているのにその視線はどこか遠くを見ていた
Killer
決してそんなことなどないのに
そう
だから
Killer
Nightmare
"俺"はKillerを☓☓してCrossになることにした
そうすればBossは"俺"のことを見てくれるから
ただ"俺"のことを愛してくれるから
そうでしょう?
センパイ "Boss"
Nightmare
Killer
Nightmare
Killer
Nightmare
暗く濁った先輩の瞳には誰が映っているのだろう
CrossでもKillerでもない俺(僕)は誰だ?
答えは帰ってこない
Killer
今日も俺達はこの歪な関係を続ける
明日も
これからも
永遠に
コメント
13件
あぁぁぁ……神だぁぁぁ…
最高すぎる最高○ぬ あああああああああああぁぁぁッ!!!!!!!!
アッコレ最高 †┏┛墓┗┓†