母
ヒロシ~!起きなさい~!
下から母の声がした。
ヒロシ
はぁ~い。
ヒロシ
ふぁ~。寝みぃ。
支度を終えて
ヒロシ
じゃ、行ってきます!
母
行ってらっしゃい、
気お付けて!
気お付けて!
ヒロシ
は~い!
ヒロシ
はぁ~。
ヒロシ
朝から憂鬱だなぁ
タッタッタッタッ
???
キャ!
ヒロシ
うお!
???
ご、ごめんなさい。
ヒロシ
いえ、こちらこそよそ見していたので、気付かなくて。
ヒロシ
お怪我はありませんか?
???
は、はい。大丈夫です。
???
じゃあ、私はこれで
???
すみませんでした。
ヒロシ
あ、いえいえ。
女の子が去って行った
数学教師
え~、この方式がここにくるから
ヒロシ
あ~あ、勉強めんどくさい。
帰り道
ヒロシ
ん?何でここに人形が捨ててあるんだ?
ヒロシ
あ、この人形
俺は思い出した。
ヒロシ
この人形、捨てたはずじゃ
そこに置いてあった人形は
まるで、捨てた人形と
瓜二つだった






