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これは幼い時の記憶

グサッ

お母さん

あ……!

???

ギャハハハハッ!!

お父さん

母さん!!!

お父さん

殺したいなら俺だけにしろ!

???

無理だなぁ〜!俺はこの家に入った瞬間から皆殺しするとぉ〜決・め・た!!

襖の隙間で見ることしかできなかった……

佐野詩音

(お父さん……!お母さん……!)

???

それにしても人間は呆気ないなぁ〜

お父さん

くっ……!か、母さん……!

お父さん

た、頼むから娘だけは!

???

ふーん、娘だけ……かぁ〜

???

それはつまりお前は死んでも良いってことでいいんだなぁ〜?

お父さん

くっ……!頼む……!

???

それしか言わないなぁ〜

???

っていうか、最初に刺したこの女はピクリともしないねぇ〜死んじゃったかなぁ〜?

???

なぁ〜!おい!

グサッ

お父さん

ガハッ!!

???

ギャハハハハッ!!

???

血出たぁ〜!血が出ちゃったねぇ〜!

お父さん

グフッ……

佐野詩音

(あ、、あぁ……!)

???

あぁあ〜!つまらねぇつまらねぇなぁ!

???

脆いなぁ〜お前らはなぁ〜?

スゥー……タン!!

佐野詩音

ひっ!!

???

やっぱりぃ〜!居たぁ〜

???

ふ〜〜

殺人鬼は私の耳に息をかけた

佐野詩音

(ビクッ!!)

???

いいねぇ〜その怯えた表情!

私は何も言えずただ、その殺人鬼の行動を見ることしか出来なかった……

???

さてと帰るかなぁ〜

佐野詩音

!?

???

あ、通報したい?え?する?

佐野詩音

あ………、へ……?

???

いいよぉ〜

???

してみなぁ〜

???

俺はぁ〜どこかに消えるぅ〜イ〜リュ〜ジョ〜ン〜

男はこちらを見る

???

なんてぇ〜ねぇ〜

???

クックックッ

???

ギャハハハハ!!

男は笑って姿を消した

私は何も出来なかった……

悔しい……!悔しい……!

必ず、復讐してやる……

そう誓った─

そして月日が経ち私は高校生になった

佐野詩音

またあの時の夢……

佐野詩音

どうして殺されなきゃいけないの……

佐野詩音

あの殺人鬼はまだ捕まってない……

佐野詩音

………

佐野詩音

考えても仕方ないか……

佐野詩音

学校……行こう……

布団を閉まって外に出る

ガチャ

バタン

佐野詩音

はぁ……

佐野詩音

授業あるのに朝から嫌な夢見ちゃったな……

東 麻美

詩音ちゃん

佐野詩音

あ、麻美

東 麻美

おはよ!

佐野詩音

うん、おはよ

佐野詩音

(この子は、隣の東麻美、私と同じく一人暮らししている)

佐野詩音

あー、幼い時に起きた事件の夢を見たけど、あんまり気にしないで

東 麻美

そ、そうなんだ…

東 麻美

大丈夫?

佐野詩音

うん、大丈夫だよ

東 麻美

そっか

佐野詩音

学校、一緒に行く?

東 麻美

うん!行こ

佐野詩音

……

東 麻美

……

沈黙が続いた

佐野詩音

あ、あのさ…

佐野詩音

朝ご飯何食べた?私はちょっと時間なくて食べれなかったけど、

東 麻美

え、えっとね……

東 麻美

朝は食欲無くて、おにぎりを作って持ってきたの

佐野詩音

あ、そうなんだ

東 麻美

あ、詩音ちゃん食べる?

佐野詩音

え?いいよ麻美が食べな

東 麻美

ううん、詩音ちゃんならいいよ

佐野詩音

そ、そう?

東 麻美

うん!

佐野詩音

ありがとう!

おにぎりを渡す瞬間

???

すみません。

佐野詩音

え?

東 麻美

???

佐野詩音さんですよね?

佐野詩音

あ、そ、そうですけど……?

???

良かった…実は私こういうものです

佐野詩音

え?

女の人は名刺を渡す

佐野詩音

こ、(殺し屋……相談所……?)

東 麻美

ど、どうしたの?

佐野詩音

あ、な、なんでもない……。

佐野詩音

(この人なんで私に……?)

???

ふふっ

???

何か相談があればこちらに居らしてください。

佐野詩音

え?そ、そうですか……

???

それでは失礼します。

女の人は去っていく

東 麻美

い、一体なんだったんだろうね

佐野詩音

さ、さぁ、分からない……

佐野詩音

(あの人、なんで私の名前……知ってるんだろう…)

そして教室

佐野詩音

はぁ〜

佐野詩音

美味しかった〜!

佐野詩音

おにぎりの中身私の好きな鮭だった!

東 麻美

えへへ、詩音ちゃんおにぎりを購買で買う時

東 麻美

いつも鮭だったから良かった!

佐野詩音

さすが!麻美よく分かってるね!

東 麻美

そういえば、学校来る前に会った女の人から名刺貰ってなかった?

佐野詩音

え?あー、なんか、スカウトだった!(嘘)

東 麻美

え?そうなの?

佐野詩音

うん、なんかモデルになりませんかって言われて(笑)

東 麻美

すごいじゃん!

佐野詩音

まぁ、私そこまで整ってるとは思ってないから断ったけど……

東 麻美

え、そんなことないよ!詩音ちゃん可愛いもん!

佐野詩音

そ、そんな事ないよ////

東 麻美

その照れも可愛い!

佐野詩音

もうやめてよー

東 麻美

えへへ

佐野詩音

さてと、授業始まるし席座ろう

東 麻美

うん

なんやかんやあって放課後

詩音は名刺を見る

佐野詩音

(朝貰った名刺……行ってみる価値あるのか……?)

東 麻美

貰った名刺?(ひょこ)

佐野詩音

うわぁ!びっくりした……

東 麻美

あ、ごめん

東 麻美

その名刺どうするの?

佐野詩音

え、あ、

佐野詩音

ごめん。

佐野詩音

麻美に嘘ついたの……

東 麻美

やっぱり……

佐野詩音

え?

東 麻美

詩音ちゃんは嘘つく時私の目見ないもん

佐野詩音

あ、バレてたか…

東 麻美

もちろん分かりやすかったよ

佐野詩音

あ、はは、

東 麻美

それで本当はその名刺なんて書いてあるの?

佐野詩音

うん、これ

名刺を渡す

東 麻美

こ、殺し屋相談所……?

佐野詩音

うん

東 麻美

い、行くの?

佐野詩音

ま、まだ悩んでる……

東 麻美

も、もしかして、あの事件のこと?

佐野詩音

……うん

私にとって忘れられない記憶……

私の親を殺した殺人鬼は未だに捕まってない……

佐野詩音

ッ……!

東 麻美

詩音ちゃん……

佐野詩音

だから、決めた……!

佐野詩音

私、その殺し屋相談所に行く……!

東 麻美

佐野詩音

もう悲しい思いしたくない……!

東 麻美

分かった!私も……!

東 麻美

行くよ!

佐野詩音

え?

東 麻美

だって、詩音ちゃんが悲しむところ見たくないもん!

佐野詩音

麻美……!

東 麻美

うん!

佐野詩音

あ、ありがとう!

東 麻美

うん!

佐野詩音

じゃあ、行こう!

次回、殺し屋相談所に行く

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