私は、 いじめられている
玲奈
未奈
志音
玲奈
他の人達
未奈
原因は私だ
ただ、あの時意地悪しただけなのに
それから私はいじめられるようになった。
親友の蓮見は見て見ぬふりをしている いじめられたくないからだろう
他の人達
玲奈
玲奈
感謝しなさいよ
未奈
未奈
志音
玲奈
いやだ いやだ 本当はそう言いたい。 けど、私には勇気がない
未奈
家
未奈
母
未奈
母
母
母
未奈
この人は私の母
前までは優しかったけど 父と離婚したせいで ストレスがたまってこういうふうになっている。
私には、幸せの場所がない
母
未奈
明日
玲奈
未奈
志音
約束なんて、してない
玲奈
未奈
すごく痛い
泣きそう
でも、泣いたら殴られる
他の人達
未奈
いじめてくる奴はいなくなった
私は、人のいない所で泣く
あいつらに見られたら ウザがられて殴ってくる
玲奈
志音
他の人達
あいつらの声がする。
未奈
そうしよう。
私は右手でカッターを持った。
キリキリと音を立てて刃出す
未奈
手が震える
未奈
未奈
じりじりと玲奈の所へ行く
あと5m、
あと1m
その時バッと 玲奈が振り返った
玲奈
志音
未奈カッター持ってるよ!
ヤバい!どうしよう
玲奈
玲奈
玲奈は、ニッコリしながら そう言った
他の人達
終わった。 もう無理だ
未奈
未奈
志音
玲奈
痛い。すごく痛い
体中が痛い
未奈
他の人達
その時、親友の蓮見がいた。
私を助けてくれるのかな
未奈
未奈
蓮見はプイっとあっちを向いて走っていった。
玲奈
玲奈
志音
私に、あと5%の希望はゆっくりとかけていった。
私は、とうとう涙を流してしまった
玲奈
志音
未奈
未奈
未奈
言ってしまった。
でも、少しスカッとした
他の人達
玲奈達は殴るのをやめた。
助かったのだろうか
いや、違う。 怒ってるんだ
玲奈は今まで見たことの無い 怖い顔をしていた。
未奈
見えないほどのスピードで殴ってきた。
志音
もう体が持たない。
他の人達
玲奈
志音
玲奈は、自分を一瞬忘れかけていた。
私があんなの言ったからだろう。
他の人達
玲奈
志音
志音は怒っているような 笑っているような顔だった。
未奈
未奈
もう体が持たない
私は、校舎の外へ出た。
未奈
そう言った瞬間、私と同じ位の女の人がいた。
その人は、優しく笑っていた
未奈
その人は、何か言っていた。 聞こえない。
女の人はゆっくりと近ずいてきて、 私の耳元でこう言った。
女の人
未奈
どういう意味なんだろう。
女の人は抱きついてきた。
優しく、すごく気持ちがいい。
未奈
なぜか、涙が出てきた。
そして、私は気を失った。
その後、私は一生目を覚まさなかった。