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わたしはお兄さんの膝で丸くなりながら、彼のタイピングに耳を傾けていた。
お兄さん
お兄さん
彼は軽やかに文字を打っていく。 おそらく課題のレポートだ。
お兄さん
わたし
わたし
わたし
わたし
わたしは彼の鼻先を舐めた。
お兄さん
お兄さん
わたし
わたし
わたし
お兄さん
お兄さん
わたし
わたし
わたしは思い切り尻尾を振る。
お兄さん
お兄さん
わたし
お兄さん
お兄さん
わたし
わたし
わたし
わたしは自分の鼻先を 彼の鼻先につんとつけた。
じっと目を見つめる。
お兄さん
わたし
お兄さん
お兄さん
わたし
わたし
わたし
わたしはしゅんと肩を下げる。
お兄さん
お兄さん
わたし
お兄さん
わたし
わたし
わたし
わたし
いまお兄さんと過ごせる時間を大切にしよう。
そう決心した矢先-
ガシャン!!
お兄さん
わたし
お兄さん
被毛越しにじわりと仄熱さが滲む。彼は飲み物をこぼしてしまったようだ。
お兄さん
わたし
白い毛皮がココアの粒を弾いている。
わたし
...ココア犬になったわたしは お風呂場へと連行された。