今日は、朝から任務だった。 伏黒と釘崎も来ると聞かされていたが、今日になって来ないと補助監督に言われた。前の方で補助監督が、溜め息をついたのが、分かった。寝たふりでもして目的地まで、着くのを待とうと思った。
補助監督は、俺が寝たのを良い事に『呪われている奴』『早く死ねば良いのに。』などと、言葉を並べては、虎杖に対する不満を 何度も言っていた。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
虎杖は、ショックを受けた。 だが、ここで起きる勇気はなかったからズボンを両手でちぎれそうなくらい握って耐え続けた。着きました。と言う声に起きて車から出る。
虎杖は、補助監督と別れて呪霊がいると思われる現場に向かう。 呪霊は、1級呪霊一体だった。 今の虎杖では、ギリ勝てるかなくらいの 強さだ。
虎杖悠仁
虎杖は、呪霊に向かって走り出した。 数十分すると虎杖は、息が絶え絶えになり始めた。最初はリードしてたペースも呪霊が、リードし始める。そのせいでさっきは虎杖に当たらなかった攻撃が当たるようになった。
虎杖悠仁
虎杖に強烈な1発が、あたった。虎杖の意識は、頭を殴られて遠のきはじめる。
虎杖悠仁
ただその一心で虎杖は、呪霊に拳を叩き続けた。数分後、虎杖は、無事に払うことが出来た。だが、殴られた頭は意識が飛びそうだし、他にも様々な傷ができてしまったためダメージは大きい
虎杖悠仁
虎杖悠仁
虎杖は痛みに耐え、身体を引きずりながら、補助監督と別れた場所まで歩いた。 そして、着くと補助監督の車が、なかった。 虎杖は、補助監督が避難したのだろうと思ってあらかじめ教えられた電話番号を震える手で操作し電話をかけた。
プルプル…プルプル…
虎杖悠仁
補助監督は、虎杖を置いて先に帰った。 それを知って虎杖は思わずその場に座り込んだ (どうしよう。歩いて1時間くらいか...。) だが、誰もが見ても救急車を呼ばないとと思われるほどの傷では、長くは体力が持たないことを虎杖は、知っている。
虎杖悠仁
しかも今は冬で、今日は、雪予報らしい その寒さは、虎杖の体力をより奪っていく 虎杖は、動かないと体の体温が保てないと考えた。そして、立ち上がり歩いて高専に向かうことにしたのだ。 傷だらけの状態で...。
虎杖悠仁
ゆっくりと歩いても、歩くたびに虎杖の全身にできた傷が痛み顔が歪んで思わず声が漏れる。
虎杖悠仁
虎杖は午前で任務が終わるからと補助監督に授業に出るように組まれていたのだ。 ただそれだけを考え足を前へと進める。 だが、10分もしないうちに虎杖に限界が来た。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
ドサッ。虎杖は糸が切れたかのように倒れた。 ただ、外は極寒で近くに家もない。人影もないその場所に助けてくれる人はいるのだろうか。
虎杖悠仁
虎杖は、誰かに助けを求めようと震える手でスマホを取った。
プルプル…プルプル…
伏黒恵
虎杖悠仁
伏黒恵
虎杖は伏黒に電話をかけたが、意識が保っていられなくなりスマホを落とした。
虎杖からの電話に珍しいなと思いながら、伏黒は電話に出た。だが、それは虎杖の助けを求める電話だった虎杖は意識が保てなくなったのか、もう、話し声も聞こえない。
伏黒恵
伏黒恵
伏黒は、慌てて1年生の教室を出て階段を駆け上がり、五条先輩、夏油先輩、家入先輩がいる4年の教室へと急いだ。4年の教室へと着くと、3人が何やら話をしていた。話を遮るのは、行けない事だけど、仕方が無い。
伏黒恵
五条悟
五条悟
伏黒恵
五条悟
伏黒恵
五条悟
夏油傑
五条悟
家入硝子
虎杖のことを伏黒から聞いた五条は、午後から授業があるということを忘れ、任務で行っているという場所を調べ始めた。五条は、焦りながら 探す。少しすると夏油が、虎杖の任務先と書かれた紙が、でてきた。
五条悟
夏油傑
夏油傑
夏油傑
五条悟
夏油傑
五条は、虎杖の出ている任務場所を見つけるとその紙を握りしめながら虎杖がいるであろう場所に飛んだ。夏油は、呪霊操術を使い飛べる呪霊をだして虎杖の任務地へと急いだ。
五条悟
夏油傑
任務場所に着くとそこに広がっていたのは倒壊した建物だった。 だが、呪力を探っても虎杖の呪力は感じとれない
五条悟
夏油傑
次に高専方向に呪力を巡らせたら虎杖の呪力が、感じ取れた。五条と、夏油は虎杖のところに行くと、するとそこには、地面に血だらけになって倒れている虎杖がいた。
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
夏油傑
五条は、雨に打たれて冷たくなり、意識が飛びそうな虎杖を抱え、傑と共にすぐに高専に飛んだ。 高専へ着くと、すぐに硝子と恵がいる医務室へと駆け込んだ。
五条悟
家入硝子
伏黒恵
五条は、虎杖を家入に言われたベッドにそっと横たえる。虎杖は、息はしているものの、意識がなく、身体が熱くなっていた。 虎杖を家入は、診察する
家入硝子
五条悟
家入硝子
伏黒恵
家入硝子
家入硝子
家入は、虎杖の服を脱がしてから傷を全て治した。そして、伏黒が持ってきた服に五条と夏油の2人がかりで着替えさせる。
家入硝子
家入硝子
家入硝子
家入硝子
夏油傑
夏油傑
夏油傑
五条悟
伏黒恵
伏黒恵
五条悟
五条悟
家入硝子
家入硝子
五条悟
夏油と伏黒は、一旦虎杖が目を覚ますまでどれぐらい掛かるか分から無かったので、自分の部屋へと戻った。家入も、用事があるみたいで医務室から、出て行った。五条は、虎杖の眠るベッドのところに椅子を持ってきて座った。
五条悟
五条は、伏黒から色々と事情を聞く為に連絡を取った。最初は、恵も行く予定で組まれていた任務が突然、虎杖だけに変わったと話した。多分、上層部の腐った蜜柑の仕業だな。
布団から出ている虎杖の手を握りながら五条は、眠りについた。
虎杖悠仁
虎杖が、目を覚ました時、右手が暖かくて横を見たら五条先輩が、手を握ってくれていた。気持ちよさそうに寝てる…。
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
物音で五条先輩起きて、体をペタペタ触って来た。何処も痛いところは無いか。辛いところは無いか。と何度も聞く五条先輩に、心配してくれたんだなと心の中で思った。
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
五条は、虎杖が目を覚ましたことを家入に連絡を取るとすぐに医務室へ来てくれた。
家入硝子
虎杖悠仁
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
虎杖悠仁
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
虎杖悠仁
家入硝子
五条悟
家入硝子
虎杖悠仁
だが、虎杖が起き上がろうとした瞬間、虎杖の頭が前に傾き、虎杖の息もまるで激しい運動をした時のように上がった。
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
少し動くだけでもキツそうで倒れそうな虎杖の頭を五条は自分の方に乗っけて家入に渡された体温計を挟む。 虎杖は、頬を赤く染めているかのように火照っていた。
虎杖悠仁
五条悟
家入硝子
家入硝子
虎杖悠仁
五条悟
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
家入硝子
家入硝子
虎杖悠仁
五条は、辛そうな虎杖をもう一度支えゼリーを飲ませた後に薬を飲ませてまた寝かせた。
五条悟
五条悟
家入硝子
五条悟
五条は、医務室を出て、虎杖を放置した補助監督のところへ行き処分した。 (よしっ…とりあえずは大丈夫だな)と思い虎杖が寝ている医務室へと戻った。
家入硝子
五条悟
一方、虎杖は解熱剤の効果が出てきて、すやすやと眠っている。 五条と家入の看病のお陰で虎杖は、2日後には完全復活した。
虎杖悠仁
五条悟
虎杖悠仁
五条悟
虎杖悠仁
虎杖悠仁
伏黒恵
虎杖悠仁
虎杖悠仁
家入硝子
虎杖悠仁
夏油傑
虎杖達は、皆…平穏な日々に戻った。処分された補助監督はと言うと、五条に罰を受けた後、五条家の力で呪術界に永遠に戻れなくなったとさ。それは、虎杖も、伏黒も、家入も、夏油も知らないのであった。
コメント
3件
この物語、最高過ぎませんか? ブックマークさせて頂きました♡ アンケート作品も、楽しみです🌸 次回も楽しみにしていますね。 悠二君を大切にする伏黒君と五条先輩達 泣けました…( ;∀;)
お久しぶりです♪元気してましたか? 今晩は〜♡ この物語、大好きです❤️ ブックマーク🔖させて頂きました! アンケート作品楽しみです❣️ 次回も楽しみにしています〜♪♪
今晩は♡管理人です🎵 お読み頂き有難う御座います♪ イイネ💞やコメントお待ちしております。次回作は、アンケートかまたリクエスト作品を書こうと思っていますので、よろしくお願い致します⭐️