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休み時間(急でごめんね m(_ _)m)
蒼氷
蒼氷
蒼氷
嫌な予感がする。
AとBもいない。
…白菊さん、何か巻き込まれてるんじゃ…
男子生徒A
藍
男子生徒B
藍
休み時間、私はAくんとBくんに校舎の人目につかないところに連れてこられた。
そして今、透真くんにとてもひどいことをするのを強要されている。
男子生徒A
男子生徒B
藍
藍
透真くんのこと、何も知らないのに…!
男子生徒A
男子生徒B
男子生徒A
人数で負けるし、力でも負ける。
手を出せば、この子達はきっと私を悪者にする。
でもこのまま、透真くんが馬鹿にされるのも耐えられない。
男子生徒A
男子生徒B
男子生徒B
藍
この子達は、何も考えずに楽な方を選んだんだ…
自分が楽するために、他人を犠牲にはできない。
男子生徒A
男子生徒A
怖い。
嫌だ、誰か助けて。
今まで誰とも関わってこなかった私に、助けなんてこないか…
???
藍
男子生徒A
男子生徒B
蒼氷
ここにもいないか…
どこに行ったんだ?
やっぱり、AとBと白菊さんがいないのは偶然か?
とりあえず、他のところを探して…
男子生徒B
男子生徒A
男子生徒B
藍
藍
男子生徒A
男子生徒B
藍
どうして、どうしてどうして。
どうしてこんな子達ばかりが得をするの?
ずっと透真くんは、この子達に傷つけられてきたんだ
相談できる相手もいなくて
男子生徒A
さっきまで快晴だった空には
雲がかかっていた。
藍
後ろから白菊さんの声がする。
蒼氷
蒼氷
AとBに何かをされたわけではないようだ。
思い違いで良かった。
藍
蒼氷
藍
藍
藍
藍
心臓の音がやけに五月蝿い。
動揺している。
どうして?朝はいつも通り口喧嘩して…
藍
藍
藍
男子生徒A
男子生徒B
男子生徒B
男子生徒A
男子生徒A
…また
また私は、透真くんを傷つけないといけないの?
彼を守るために、彼を傷つける。
彼の一生を守るために、彼のこの一瞬を傷つける。
私は前から決めていた。
二択を迫られたら、犠牲の少ない方を取る。
それが例え、大切なものでも。
100のために1を切り捨てる。
その覚悟はできていた。
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