俺の余命は後、1ヶ月。
彼女は、それを知らない
知ったら、いつもみたいに
笑ってくれない
今日は最期のデートだ
彼女
ごめん。待った~?
俺
今、来たところだから
彼女
嘘ばっかり
俺
本当だし
彼女
ありがとね
俺
今日のお前可愛い
彼女
えっ?いつもそんな事言わないのに
彼女
どうしたの?
俺
褒めてやってるんだから
俺
喜べよ
彼女
ありがとう
彼女
俺君も格好いいよ
彼女
いつにもまして
俺
早く、行くぞ
彼女
うん。
彼女
何処に行くの?
俺
水族館
彼女
いかにも、デートぽい
俺
デートぽいじゃなくて
彼女
デートだでしょ
俺
何で分かる?
彼女
これでも、彼女ですから
彼女
行こっか❗
俺
そうだな
俺達は、水族館へ行ったあと
ちょっと洒落たお店によった
彼女
俺君がこんなお店予約してくれたなんて
彼女
惚れ直すわ
俺
今まで、惚れて無かったんかい
彼女
そんな事ない
彼女
ずっと惚れっぱなしだよ
彼女
俺君
俺
話しがある
彼女
えっ?
俺
別れて欲しい
彼女
本当に?
彼女
何で
俺
もう少ししたら
俺
俺、此処から遠いところに
俺
逝くんだ
彼女
だから?
俺
遠距離恋愛なんて
俺
俺は無理だ
彼女
じゃあ、ついて行く
俺
駄目だよ
彼女
うん。わかったよ
彼女
俺君に重い女って思われたくないし
俺
ありがとう
俺
好きだったよ
彼女
そんな事いったら、
彼女
離れられなくなるじゃん😢
俺
今日くらい楽しもう
彼女
そうだね
彼女
楽しもっか
そう言って
俺達は、店を後にした。