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─話している間、

皿洗いの手を止めていた凛久さんは、黙って聞いていてくれた。

時折私の声が震えてしまうのを聞いて、

落ち着かせるように、背中をさすってくれた。

リク

そっか…。

リク

─びっくりしたよな。

凛久さんが、私の頭を優しく撫でる。

リク

…もう大丈夫だぞ。

ヒスイ

…うん、ありがとう。

慣れた凛久さんの温もりで、少し安心できた。

…でも、なんだろう。

見た夢の内容は、確かに不気味なものだったけど…

─それだけじゃない。

あの夢には、なんとも言えない胸騒ぎを覚えた…。

何かの暗示だろうか?

ヒスイ

(嫌な予感が…する。)

そして日曜日…

カナウ

…あっ、翡翠ちゃん!

約束の時間帯に学校に行くと、

そこにはまだ紗倉さんしか来ておらず、

「こっちこっち」と私に向かって手招きしてくれた。

ヒスイ

おはっ…こんばんは、紗倉さん。

カナウ

そうだね…今の時間帯だと、多分こんばんはかな…?w

カナウ

こんばんは、翡翠ちゃん!

聞かれていないと思っていた最初の「おはよう」の言いかけは、

容易く叶羽の耳に入っていたらしく、翡翠は少し顔を赤くした。

辺りが薄暗いので、恐らく翡翠の顔は見えてはいない。

不幸中の幸いとはこのことか。

ヒスイ

他の子たちは…まだ来てないのかな?

カナウ

そうみたいだね…

カナウ

言い出しっぺよ…!!

ヒスイ

あはは…

カナウ

翡翠ちゃんも、ごめんね?

カナウ

こんな変なことに巻き込んじゃって…w

ヒスイ

ううん、大丈夫だよ。

ヒスイ

(寮に帰れば、もっと変な人いっぱい居るし…)

ヒスイ

(…もっと変なこといっぱい起こるし。)

ヒスイ

(主(凛久さん)はうるさいし。)

頭の中で悶々と浮かんできた文句をつらつらと連ねていると、

コトハ

やっほー!

─ドンッ

琴葉(ことは)が叶羽に突進する。

ミナミ

行きたくないって行った…!!
私行きたくないって行った…!!!

ホノカ

心海(みなみ)、どうどう☆

ミナミ

蹴散らすぞ

ホノカ

やめて☆

ミナミ

帰りたいっ…

ミナミ

さっきまでコタツの中で第6人格(ゲーム)してたじゃん…!!

ホノカ

これだけチャチャッとやったら帰っていいから!

ミナミ

そのチャチャッとが大問題なんだよ!!!

カナウ

ちょ、みんな!
しぃー…!!

コトハ

まとまらんヤツら…

琴葉が呆れ顔で言うのを、

一番面倒臭いのはアンタだと言わんばかりに、叶羽が睨んだ。

ヒスイ

(…賑やかだなぁ。)

カナウ

…てか、どこから入るの?

カナウ

真夜中って、学校閉まってるんじゃ…

コトハ

ああ、ご心配なく〜🎶

…と、琴葉がポケットから「裏口の鍵」を取り出し、

得意げに叶羽に微笑んだ。

ホノカ

こういう時ばっかり頭働くんだから…

コトハ

うるせぇわアホ、アンタだって対してウチと成績変わらんやろ!

カナウ

ふ、2人とも、落ち着いて!!💦

ヒスイ

(凄いな紗倉さん…いっつもこれを1人でまとめてるんだ…。)

ヒスイ

(さっきから、事が1歩も前に進んでないもんなー…)

コトハ

ほら、ウチに着いてきな!

コトハ

七不思議探索へ、レッツゴー!

ミナミ

帰るっおうち帰るっ…ぐぇっ

苦しそうな悲鳴が聞こえ、ふと翡翠が心海の方を見ると、

心海の首根っこを引っ掴んでいる 帆乃香…。

ヒスイ

(か、可哀想に…。)

コトハ

…よしっ、開いた!

琴葉が裏口の鍵を開けた。

コトハ

みんな、覚悟はOK?

ミナミ

全然OKじゃないです帰っていいですか

ホノカ

ダメだってば!

ホノカ

私はOKだよ☆

カナウ

う、うん…私も帰りたいけど…

ホノカ

叶羽まで〜

コトハ

翡翠ちゃんは?

ヒスイ

私は、大丈夫。

コトハ

強いな〜そういう子好きやわ!

─ギィィ─

コトハ

じゃあ、行こか!

カナウ

…っ…。

裏口から、5人が中に入った。

─瞬間、

ヒスイ

─っ…?!

恐らく翡翠にだけ感じ取れたのだろう。

ヒスイ

…学校の中は、昼間とは打って変わって、すごい霊気で満ちていた。

ヒスイ

(…これは…)

誰にも聞こえないように呟いた。

ヒスイ

ヒスイ

…ただの肝試しじゃ、終わらないかもしれない。

ヒスイの不可思議事件手帳

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コメント

8

ユーザー
ユーザー

第6人格www 個人的にみなみちゃんが可愛くて好きです!!! 七不思議、どんなことになっているのかめちゃくちゃ楽しみ……!

ユーザー

わーい更新!!! このメンツのわちゃわちゃ具合ほんとに好きw 第6人格は笑ったwww 翡翠ちゃん達、これからどうなっちゃうのか楽しみなんだが!!😎

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