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普通じゃないと、だめですか?
奏
唯
奏
なんで、そんな事を聞いてくるのか想像は付く
でも、昼休み開始のチャイム直後、突然保健室に現れた 大人びた雰囲気の人に聞かれるのは初めてだった
胸元に光るネームは、3年生を表す赤色で『中山』と言う白い文字が刻まれている
言いたいこと、考えたいこと、色々あるけど
やっぱり、聞かれる方は気分が良くない
唯
奏
答えたところで、返ってくる答えは同じ
唯
奏
でも、この人はどこか違う気がする
奏
唯
奏
唯
奏
奏
唯
奏
唯
何度、教室に行って、体調を崩して、迷惑をかけただろう
もう、繰り返したくはない
奏
そう言って、腕をつかみ前に進み出す3年生の先輩は、 どこか楽しそうだった
唯
教室に着くまで、先輩はにこにこしながら ゆらゆらとどこか浮かれたように前を歩いていた
奏
唯
奏
そんな短い会話のみ交わして、すぐに教室まできた
唯
でも、教室のドアを開けて、教室内に入る一歩は踏み出せずにいた
奏
唯
奏
唯
奏
どうやら、この中山先輩は「そっか」が口癖らしい
唯
唯
奏
なんで
何でだろう。
身体が言う事を聞かなくて、
体調のコントロールができなくなって
教室にも入れなくなったのは
そう考えると
息が浅くなった
奏
奏
唯
何も聞かず、戻ってきた保健室は、
いつもより少し賑やかだった
奏
奏
唯
奏
冷蔵庫を開けて、物色していた中山先輩がにこっと笑ってこちらを 見つめる
唯
奏
差し出された手には、経口補水液が乗せられていた
唯
奏
唯
奏
呆れたように言った彼は、
ペットボトルのふたを空け
経口補水液を口にたっぷりと含み
僕の目の前へきた
近づいてきた彼の顔には微かに笑みが浮かんでいた
唯
唯
唯
そう言うと、むっとしたような顔つきになり、
その口を塞ぐように、口付けをし、
含んでいた経口補水液を僕の口へと流し込んだ
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