TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

沙羅

ゆーきくんっ♪

沙羅

沙羅

あっれぇ?

沙羅

ゆーきくんっ?

沙羅

おい聞けや優輝

沙羅

優輝の癖に無視とか舐めてんじゃねぇよ

優輝

優輝

…ぁっ

優輝

ごめん

優輝

ぼーっとしてました

優輝

ごめん

沙羅

はぁ?馬鹿なんじゃねぇの?

沙羅

あはっ馬鹿だったか!

沙羅

じゃあ

沙羅

ばかの癖にぃ

沙羅

私のことさぁ

沙羅

スルーしていいとでも?

優輝

ごめんなさい

優輝

ごめんなさい

優輝

本当に申し訳ございません

沙羅

キモイんだよ

沙羅

つか恵まれて無さすぎな

沙羅

優輝って名前で

沙羅

髪の毛ボッサボサでぇー

沙羅

ブッサイクで

沙羅

胸無くて

沙羅

太ってるぅ♪

沙羅

きゃはっ♪絶望すぎな

沙羅

ほんと男

沙羅

あれぇ?男に可愛そうか!

優輝

桃里

もーそこら辺にしときなよ

桃里

追っかけてきたらすぐこんなんなんだからー

沙羅

いーじゃんコイツキモイし

桃里

あはは笑

桃里

ま、今日はこの位でいいんじゃない?

沙羅

うーん

沙羅

まぁいいかな

桃里

おっ

桃里

じゃーーー私は

桃里

これから優輝と一緒に帰ろっと

沙羅

は!?

沙羅

何言ってんの!?

桃里

ふっふーん♪

桃里

沙羅だけなんてずるいからね

沙羅

この野郎…

沙羅

やりよるな…笑笑

桃里

いえいえそれほどでも

沙羅

くっそ!

沙羅

じゃ、またな!

桃里

またねー

優輝

これが私の日常

辛い

辛い?

何が辛いんだろう

分からないな

ならこれは辛さじゃない

理由や証拠がないなら

その説は成立しない

お母さんが教えてくれた

お母さんは私を滅多に構ってくれない

私が話しかけても無視

ご飯でさえ一緒に食べれない

だってお母さんは仕事だから

弁護士って言うのをしてて

忙しいらしい

私といる暇なんて

私に使う時間なんて

取ってられない

小さい頃からそうだった

愛情を感じたことがなかった

1度それを言ったことがあった

お母さんは

愛情を感じられないと思った…そう思った時は?

詳しく言えますか?

愛情とはどんなもの?

そう聞いてきた

私は答えられなかった

するとお母さんは

わからないなら

言えないのなら

証拠、又は理由を提示出来ないのなら

言うのではない時間の無駄ね

さっさとそこをどきなさい

そう言って私を突き放した

何でもかんでも

理由、証拠が無くてはならない

と教えこまれた

だから

いじめの境界線とか

親のDVとか

わからない

私はまだ何も知らないから

何もわからない

言えない

決めれない

でも知るのは怖い

冷たい人間にはなりたくない

複雑な気持ちが重なる

そんな事を考えて

頭が痛くなる

それに「友達」から

「じゃれあわれる」

「じゃれあわれる」とはなんなのか

わからないけど

苦手だ

でも

「お前はまだ小学生で」

「女なんだから」

「なにもまだ知らなくていい」

「知っては行けない」

「現実を見てはいけない」

「考えなくていい」

「お前はぼーっとしているだけでいい」

お母さんや先生が言った、

そして「時間の無駄」って

突き放した

なのに

お母さんや先生は口を揃えて皆こう言う

「なんでそんなことも知らないの」

「それくらい考えなさい」

「ここまで考えられないなんて。邪魔でしかない消えればいいのに」

そんな事を言う

何が真実で何が不正解なのか

何もわからない

そして正解があるのか

不正解があるのか

それすらも分からない

「友達」はこう言った

「お前にとっての正解は」

「私達にお仕えすることか」

「それか死ぬこと」

そう私に言った

私はお仕えすることをえらんだ

理由は死ぬのが怖いから

死ぬのが怖い理由は

わからない

こんな事を、言ったら

怒られるから

このことも黙らないとな

桃里

ねぇ優輝ちゃん

優輝

…はい

桃里

大丈夫?沙羅はやり過ぎだよね

桃里

辛いよね

優輝

辛くないです

優輝

ありがとうございます

桃里

そっか

桃里

無理しちゃダメだよ

桃里

私達は友達なんだから

桃里

先生や親より

桃里

私を頼ってね

桃里

私はあんなグループに居るけれど

桃里

優輝ちゃんの味方だよ

優輝

ありがとう

桃里

いいんだよ!

この人は桃里という人

あの沙羅さんと仲が良い

でも私の味方と言ってくれる

その言葉は私を安心させてくれる

理由は分からない

私はたまに自殺衝動に駆られる

でも桃里さんの言葉は

その衝動を抑えてくれる

なんだか漠然と

「これ以上」

「生きたくない」

「死にたい」

そう思う

自殺未遂しようとしたことは無い

ちゃんとした理由がわからないから

でも

桃里さんのお陰で

その衝動が抑えられる

その代わり

自分の気持ちが分からなくなるけど

もともと分からない

理解できない説明出来ないものだから

関係ない

あれから1年がたった

6年生になった

あれから「じゃれあい」は

激しくなった

牛乳を頭から掛けられたり

眼鏡を折られたり

箒で何回も何回も叩かれたり

掃除全てやらされたり

日直は毎日私だったし

沙羅さんや桃里さんが

イラつくことがあると

私を蹴る

前まではもう少しマシだった

私はなんだか全てが

何故か

わからないけど

「じゃれあい」なのに

「友達同士」の「じゃれあい」なのに

辛くてしょうがない

桃里さんは陰で

沙羅さんと私の悪口を笑顔で語っていた

私の味方じゃなかった

そんなこと分かってたけど

味方がいなくて

なんだか辛くて

涙が溢れ出た

何が辛くて

なぜ味方がいなくて悲しいのか

どうして味方がいないなんて言えるのか

わからない

わからない

わからない

わからない

優輝

わからない

優輝

わからない

優輝

わからない

優輝

あぁ

優輝

わからないよ

優輝

でも

優輝

わからないくて

優輝

なにがいけないんだろう

優輝

何が悪いのだろう

優輝

あは

優輝

わからない

優輝

なにが罪なんだろう

優輝

この世の中の法律ができた理由ってなんだらう

優輝

人が生きやすくするため?

優輝

なんで生きやすくする必要があるの?

優輝

生きやすいって何?、

優輝

食事ができる?

優輝

なんだろう

優輝

わかんないな

優輝

わかんなくっていいんだっけ

優輝

あは

優輝

じゃあこの感情も

優輝

考えなくていいかな

優輝

もう疲れちゃった

独り言を言いながらいつの間にか屋上に来ていた

すると一人の少女が居た

??

??

誰…?

優輝

あ…

優輝

なに…してるんですか

??

見てわからない?

??

死のうとしてるの

優輝

どうして?

??

さぁなんでだろうね

優輝

どうして?

優輝

教えて欲しいよ

優輝

ねぇなんで?

??

わかんない

優輝

わかんないのにしぬの?

??

うん

優輝

ダメだよ

??

誰が決めたの?

??

死んだら怒る人は居なくなる

??

何も感じない

??

もう何も無くなるの

??

この世界は理不尽過ぎた

??

私には生きづらすぎた

??

だから死ぬの

優輝

そうなんだね

??

貴方はどうしてここに?

??

止めようとしないの?

優輝

止める理由が分からない

優輝

どうしてここに来たか

優輝

分からない

??

そっか

優輝

怒らないの?

??

別に怒る理由ないし

??

もう疲れたし

??

イライラしても怒れないかな

優輝

そっか

??

じゃあね

??

最後に普通の会話が出来て

??

嬉しかったかもしれない

女の子は落ちていった

私は何故かその子の気持ちが

よくわかった

そしてその子が死んで

とても悲しく感じた

私はもっと喋りたかった

こんな会話

こんな安心して喋れるなんて

名前、知らないな

聞きに行こうかな

優輝

今から…

優輝

聞きに行くから…

優輝

ちょっとだけまっててね。

私もそこを同じように落ちていった

BADEND

どうして1人なのか

気が向いたら

んで、「??」ちゃんの事も

書く!

見てくれてありがとうございました!

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚