陸磨
れん...ごく
瘋磨
千寿郎!?
千寿郎
はい!皆からは千って呼ばれてます!
シフィカ
斗鬼慧もすぐに覚えたもんな、名前
斗鬼慧
当たり前!
千寿郎
斗鬼慧は僕とシフィカ、獣柱様の名前はすぐに覚えたよね~
美華
獣柱様...?
斗鬼慧
嘴平様の事
斗鬼慧
私の師範
美華
柱が師範なの?すごいわね!
斗鬼慧
そ、そう?
陸磨
な、なぁ瘋磨?(ボソ
瘋磨
な、なに?(ボソボソ
陸磨
千寿郎ってな?(ボソボソ
瘋磨
う、うん(ボソッ
陸磨
あんまし触れない方が良いよな?(ボソボソッ
瘋磨
多分ね(ボソ
陸磨
ウンウン
美華
でも私の師範も凄いのよ!
斗鬼慧
?
美華
階級が甲でものすごく強いの!
斗鬼慧
強いのか?
美華
もちろん!
斗鬼慧
もうちょっと詳しく話を...
千寿郎
あ、斗鬼慧!こっちにでしょ?僕たち!
斗鬼慧
え?
シフィカ
家!家だよ!日柱様の!
斗鬼慧
そっか!
瘋磨
お別れ?
陸磨
(日柱様.....)
千寿郎
そんなことないですよ?
瘋磨
え?
シフィカ
鬼殺隊やってら会えるだろ、いつか
陸磨
そーだよな...!
斗鬼慧
まぁまた会えたら
美華
そう言うときは
美華
またねって言うのよ
斗鬼慧
ま、またね...
美華
フフ、またね
陸磨
じゃあなシフィカ!
シフィカ
あぁ!
瘋磨
千寿郎くん!
千寿郎
なんですか?
瘋磨
ありがとう
千寿郎
どういたしまして!それじゃあ
水華
妃姫
妃姫
師範?
水華
外にずっといると風邪ひくわよ?
妃姫
でも.....
水華
この頃寒くなって来たからね~
水華
杏奈が中で紅茶を入れてくれてるから...
妃姫
師範は陸磨たちが心配じゃないんですか!?
水華
.....
妃姫
もうこんな時間なのに帰って来ない.....
水華
妃姫.....
妃姫
最終選別でもし...もしあの子たちが...
水華
妃姫!!!
妃姫
ビクッ
水華
妃姫?よく聞きなさい?
妃姫
なんですか?
水華
妃姫は今あの子たちが心配?
妃姫
もちろんです!!
水華
そうよね...私も今凄く心配よ
妃姫
じゃあなんで.....
水華
でも!
水華
私はあの子たちを信じてる!
妃姫
え?
水華
あの子たちは強い...そうでしょ?
妃姫
.....
妃姫
はい!
水華
良かった
水華
じゃあ中に入って.....
シハーン...
妃姫
?
しはーーん!
水華
妃姫!
妃姫
はい!!
陸磨
しぃぃぃぃ
瘋磨
はぁぁぁぁぁ
美華
んんんん!
妃姫
陸磨!瘋磨!美華ァ!
ギュウゥゥゥ
陸磨
!?
妃姫
良かった!良かった!良かった!
水華
信じてたわよ.....
良かった.....!
私は一瞬陸磨と瘋磨が
昔の私とお兄ちゃんと重なって見えた
その瞬間なにか胸が締め付けられて
痛くなった
この痛みは久しぶりだ
どうか.....
陸磨と瘋磨には私と同じ思いはならないよう
心から願います
いつも、いつも
苦しかった
お兄ちゃんがいなくなったあの日から
あの日、あの時の
後悔が毎日自分の心を押し潰す
お兄ちゃんが亡くなったって言うのは分かってる
ちゃんと分かってるんだ
でも心のどこかで
お兄ちゃんは生きていると言う気持ちがあったのかもしれない
そりゃあ泣いたよね.....
あの時の師範は厳しかった
だからあの時師範は
「自業自得だ、仕方がない」って
冷たかった
お兄ちゃん.....
私ね強くなったんだよ
今だったら上弦の鬼でもすぐに倒せちゃうかな?
昔はお兄ちゃんが生きてるんじゃないかって
少し思ってた
でもね今は違うの.....
私は.....
お兄ちゃんが今絶対生きてるって
信じてるよ
どんな形であろうと
私はお兄ちゃんが生きていると信じるよ
少し昔の話をしようかな.....
急にねしたくなったの
どこかで聞いててね
柘榴お兄ちゃん(ざくろ)