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鮭盛り合わせ

34 - Love is…(brsh)

♥

805

2023年12月20日

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-Br side-

僕達は急ぐ必要なんて無い。

シャークん

なにしてんの?

Broooock

んー?パズル

シャークん

珍しい

Broooock

そうかな?

少しずつ

そう、パズルのピースを埋めていくように

僕達は僕達の物語を描いていけば良いんだ。

シャークん

コーヒーいる?

Broooock

淹れてくれるの?

シャークん

いいよ

シャークん

インスタントだけど

Broooock

ありがとう

シャークん

記念日やイベント事はワクワクするけれど

こういう何気無い日常の中に幸せが散りばめられている。

君が気づかせてくれた。

そんな君がただ居てくれるだけで

それだけでいい。

シャークん

はいコーヒー

Broooock

ねぇシャークん

シャークん

何?

Broooock

好き

シャークん

はっ!?

シャークん

何だよ急に!

Broooock

あはっ

Broooock

シャークんが照れるところ見たくなってぇ

シャークん

馬鹿じゃないの!

Broooock

コーヒー美味しいね

シャークん

そりゃインスタントだからな

Broooock

シャークんが淹れてくれたから美味しいんだよ

シャークん

何だそれ

照れ隠しに怒る君も

嬉しくて頬を掻く君も

全部僕だけが知っている

僕だけのもの。

シャークん

まだ寝ない?

Broooock

もう終わるから先にベッド行ってていいよ

シャークん

わかった

コーヒーで体を温めて

何だか勿体ない気持ちもあったけれど

最後のピースを嵌めてパズルを完成させる。

明日起きたらシャークんに見せて

何処か壁にでも飾ろうか。

なんて考えていたら

ピロン

スマホに着信。

Broooock

遅くなってごめんね

シャークん

どうした?

シャークん

なんか元気ない

寝室の扉を開くと布団から顔を出したシャークんが出迎えてくれて

心情の変化を直ぐに察知する。

Broooock

明日…仕事入っちゃった

同じ布団に潜り込んで

お互いに見つめ合う。

落ち込む僕とは違って君は微笑んでいた。

シャークん

いいじゃん

Broooock

良くないよ

Broooock

折角シャークんと一日一緒に過ごせると思ったのに…

シャークん

確かに残念だけどさ、それってBroooockが頼りにされてるってことだろ?俺は嬉しいよ

そんなこと言われたら何も返せなくなってしまうじゃないか。

Broooock

なるべく早く帰るから

シャークん

ならもう寝ないとな

Broooock

うん、おやすみシャークん

シャークん

おやすみ、Broooock

眠った君の頬にそっと触れてみれば

なんだか報われたような、そんな気持ちになる。

シャークん

おはよう

Broooock

ん〜

Broooock

おはよぅ

目が覚めて最初に聞こえた声が君であることに安心する。

シャークん

行けそう?

Broooock

うん、頑張ってみるね

シャークん

待ってる

僕らの言葉は柔らかくて暖かいピースとなって2人の隙間を埋めていく。

僕はいつまでも、君が好きな僕で居続けるよ。

そして君の好きな所も、僕は最後まで好きで居続ける。

Broooock

早く仕事終わらせよーっと!

君に会いたい。

ただそれだけで僕の手が動く。

しかしあと少し、という所で上司に呼び出されてしまった。

Broooock

ただいまぁ…

シャークん

お帰り

シャークん

何かあった?

Broooock

んん〜

玄関まで出迎えに来ることの無い君は

付けっ放しだったテレビを消して僕を見上げる。

そんな君の隣に座って肩に顔を埋めれば

優しい手つきで頭を撫でてくれた。

Broooock

僕何も悪くないのに後輩のミスは僕のせいだって

シャークん

怒られたの?

Broooock

うん…

シャークん

そっか

シャークん

そんなの好きに言わせとけばいいよ

Broooock

だって…

シャークん

Broooockが頑張ってること俺は知ってるよ?

Broooock

……

シャークん

それじゃ嫌?

Broooock

ううん

Broooock

シャークんだけが知ってれば他はどうでもいいや!

伸ばした指の先にそっと触れてみる。

僕達の出会いに間違いなんて無かった。

君の瞳に一目惚れして

次第に惹かれ合って

気づけば共に歩んでいて。

シャークん

今日も1日お疲れさま

Broooock

ありがとう

シャークん

じゃあおやすみ

Broooock

うん、おやすみ

君が教えてくれたんだ。

一人より二人で見る夢がいい。

一人より二人の願い重ね合い。

そしてまた、幸せを共に。

END

SixTONES森本慎太郎さんのソロ曲「Love is…」で書いてみました! 爽やかで甘くてとても素敵な曲です。 某動画サイトでfullで聴けるので良ければ聴いてみて下さい! ところでテラーノベルさん、エピソードの入れ替えしにくくないですか? 下にスクロールしたいのに他のエピソードが動いてしまって、最初の方順番が入れ替わってしまいました… 短編集だから順番とか関係ないんですけどね!

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