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アルト
それが俺が第2の人生を歩み始めた瞬間だった。
訳も分からず泣いた時は何がなんだかわからなかった。
俺がこの世界に産まれて3年の月日が経った。
どうやらこの世界は俺が元いた世界とは違うらしい。 地図を見ても、ユーラシア大陸もアフリカ大陸も日本列島なんかも無いのだ。
まぁ、どっからどう見ても絶対日本ではない。 髪の色も目の色も黒や茶色ではないのだから。 名前も横文字だし。
かくいう俺も白髪に黄色い目だ。
とりあえずその話は一旦置いておこう。
俺が言いたいのは、なぜ王族なのか、だ。 実は俺は第8王子に転生してしまったのだ。
所詮第8王子なので国王になることはなさそうだが。
母(カミラ)
この声は……。 俺の母、カミラだ。 第4王妃だそうだ。
アルト
母(カミラ)
アルト
見ての通り、母はとても厳しい人で俺に国王を継がせようとしているらしい。 母が同じ兄弟は居ないのだ。
そして、属性検査というのは、そのままの意味なのだが、持っている属性を調べるらしい。 3歳になると、必ず受けなければならないらしい。
実は密かに楽しみにしていた。 魔法が使えるなんて、とても夢があるじゃないか!!