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二次創作 『東方Project』×『仮面ライダー』
この物語はフィクションである
作品の如何なる人物、思想、事象も貴殿の世界とは無関係だ。
それを承知の上、ご視聴願いたい。
私からは、以上だ。
東方幻想仮面 第1章 ───「紅魔郷編」───
この手の茶番劇は、好きでは無い。
〈博麗 霊夢〉
〈博麗 霊夢〉
〈???〉
〈博麗 霊夢〉
僕は昔から他人の作品を見るのが好きだったー・・・作品のジャンルは問わない、自分の作品の質を上げる為に他者の蜜を吸うのだ。
そうして新たな作品が生まれる。
〈博麗 霊夢〉
〈???〉
これは、僕の一個人の思想だが「二に生まれた作品は贋作である」と僕は思っている。
01.「異変」チュートリアル①
〈スーツを着こなす青年〉
青年は静かにスマホの画面を閉じた。 再生回数がわずか20回の、ゆっくりボイスで語られる小さな茶番劇を見ていたのだ。
肌寒い季節、皆が厚着を着込み、バスの中は少し湿っぽい。…僕は曇る窓を拭き取り、切り替わる景色を眺めながら目的地へ向かっていた。
僕の職業は「作家」だ。 肩書きだけは立派な「作家」だが、原稿用紙の白さに負けて今は開店休業中。脳みそにこびりついた錆を落とすには、強烈なショック療法が必要らしい、知り合いの作家が言っているのを思い出した。淡い期待を胸に、僕は目的地へと足を踏み入れた訳だが……。
視界を埋め尽くす色彩の渦を前に、僕の筆先だけが凪いでいる。
〈スーツを着こなす青年〉
足元に落とした視線を上げきれぬまま、重い腰を上げたその刹那だった。背後から忍び寄る気配を追い越して、浮世離れした装束に身を包んだ二人組が通り過ぎる。
〈スーツを着こなす青年〉
彼は、内心"焦り"を覚える
コスプレイヤーと呼ぶにはあまりに生々しく、それでいてこの世のものとは思えない奇妙な輪郭を、その場の空気に刻みつける。
人の視線や空気の揺らぎに敏感な彼は、作家としての業(ごう)とも言える。
〈スーツを着こなす青年〉
〈スーツを着こなす青年〉
〈スーツを着こなす青年〉
〈八雲藍〉
その時、傍らにいた彼女が僕の視線に気づき、弾かれたように振り返った。見つかるはずがない――その確信が崩れた瞬間、彼女の貌(かたち)から人間味が消え失せ、剥き出しの殺意を孕んだ獣の目が僕を射抜く。
咄嗟に、二人組から視線を外すも。
〈八雲藍〉
〈八雲紫〉
〈八雲紫〉
踏みしめていた地面が突如としてすり抜けた、自ずと襲う"落下"への恐怖が肝を冷やす。
〈スーツを着こなす青年〉
青年は着地と同時に辺りを見渡していた。
〈スーツを着こなす青年〉
言葉を失う、その光景に唖然する。
上下左右、視界のすべてを無数の「眼」が埋め尽くしていた。瞬きさえ許さぬ剥き出しの眼球が、深淵のような沈黙の中で僕を凝視している。 正気を失ったのか、あるいは悪夢の深層に迷い込んだのか。混濁する思考を必死に繋ぎ止めようとしたその時、天から降った「何か」が脳天を直撃した。不意を突かれた僕は、異様な感触の広がる床に無様に尻もちを着いた。
後から落下してきた女性は、慌てて立ち上がると青年に手を差し伸べる。
〈謎のコスプレイヤー〉
〈スーツを着こなす青年〉
彼女の手を借りて強引に体を起こし、周囲の異様な景色を網羅するように見渡した。刹那、沈黙を破ったのはコスプレイヤーの呟きだ。
〈謎のコスプレイヤー〉
〈スーツを着こなす青年〉
〈謎のコスプレイヤー〉
〈謎のコスプレイヤー〉
非常に熱心だが、東方Projectについては僕は無知だった。
〈スーツを着こなす青年〉
〈スーツを着こなす青年〉
〈八雲藍〉
二人が声のした正面を射抜くと、そこには先刻の二人組が、何事もなかったかのように佇んでいた。
〈スーツを着こなす青年〉
〈謎のコスプレイヤー〉
〈謎のコスプレイヤー〉
〈謎のコスプレイヤー〉
〈八雲藍〉
〈謎のコスプレイヤー〉
〈八雲藍〉
藍と呼ばれる狐の尻尾が特徴的な人物、その背後にあるのは謎の空間、スキマと呼ばれる場所から上半身を出す"紫様"と呼ばれる人物がいた。
〈八雲紫〉
〈謎のコスプレイヤー〉
両手で口を覆い、今にも発狂しそうだが耐えた。…それもそのはず、彼女は東方オタクだった、夢にまで見た本物が目の前に現れたのだ感無量である。
〈八雲紫〉
〈謎のコスプレイヤー〉
〈八雲紫〉
〈八雲藍〉
〈綾瀬 柚子〉
〈八雲紫〉
〈八雲紫〉
〈綾瀬 柚子〉
とりとめもなく溢れ出す柚子の質問は、青年からすれば鼻で笑うような砂利の山に等しい。一刻も早く先を急ぎたい彼の忍耐は、すでに限界を迎える。
柚子の声は、彼の背中に空しく吸い込まれる、青年は振り返ることなく、彼は眼前に佇む境界の妖怪、八雲紫と対峙する……。
〈八雲紫〉
〈柊 火棲〉
〈柊 火棲〉
青年の問いに対し、紫は氷を噛み砕くような冷徹さで、短く一言だけ返した。
〈八雲紫〉
〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
〈綾瀬 柚子〉
〈柊 火棲〉
〈八雲藍〉
〈柊 火棲〉
〈八雲紫〉
そして彼女の口から語られるのは、既に確定した過去の惨劇と、因果の糸が手繰り寄せる必然の終焉、これから起こりえる未来についてだ…。
〈柊 火棲〉
〈柊 火棲〉
〈綾瀬 柚子〉
〈八雲紫〉
〈綾瀬 柚子〉
〈柊 火棲〉
〈綾瀬 柚子〉
彼自身、理解はしていた。踏み出す意外の選択肢は無いと「進む道」しか用意されていないのだ。
〈柊 火棲〉
〈柊 火棲〉
〈綾瀬 柚子〉
〈柊 火棲〉
ふと視線を向けた先で、八雲紫の瞳が歪に弧を描いていた。歓喜とも憤怒ともつかぬその眼差しは、ただただ不気味で、生理的な嫌悪すら抱かせる。これだから、僕は彼女のような底の知れない女が苦手なのだ。
〈柊 火棲〉
〈綾瀬 柚子〉
そして数分後、火棲と綾瀬はスキマを去り。忘れられし者達が集う『幻想郷』へ足を踏み入れたのだった。
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