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ドサッ
若井滉斗
藤澤涼架
余裕がないような顔をしながら言う
若井滉斗
そう、耳で囁かれる
藤澤涼架
藤澤涼架
若井滉斗
若井滉斗
その日の夜は
甘い声で囁かれて
ぐちゃぐちゃに溶かされて
頭が快楽で埋め尽くされた
でも
何かが足りない
何かが欠けていて
心に小さい穴が空いていて
どんなに若井と行為をしたって
埋まらない
僕は若井に
「好き」や
「愛してる」を
言われたことがない
ねぇ、若井
若井はさ、僕のこと
どう思ってるの?
藤澤涼架
カーテンから溢れる陽の光で目が覚める
隣には若井はいなかった
藤澤涼架
もう少しいて欲しかったな
藤澤涼架
どうせ、僕と若井は付き合ってる訳じゃないし
藤澤涼架
今日の予定を思い出す
藤澤涼架
ここで僕は衝撃の事実に気づいた
今日は元貴と服買いに行く日だったのだ
急いで布団から這いでる