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麗太
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511
くとです。
35
くとです。
prrrrrrrrr……
prrrrrrrrr……!!
………ピッ
『あ゙ッもしもし!?アンタ今どこや!!?』
『今何時か分かっとん?!遅刻や勿論!!』
『ってかなんか食べとらん!?』
『急げって言っとるんやけど!?』
『もう知らん…!切るから!!』
『…え、なになんか言った?!』
『はァ〜!!?なんソレ!?』
『私はあんたの下僕じゃないんやけど!!』
『……しょうがないなもう!!早く来なね!!!』
ブツッ…ツーツー_
カラ…コロ……
「__ソコノオマエ。」
その男の前に現れたのは、黒い黒い影。
二体いるがおよそ人の形をしており、 一方は小さく一方は大柄だ。
キョウカ
キョウカ
サヤ
サヤ
エゴ
サヤ
トワ
キリ
トワ
キリ
トワ
キョウカ
トワ
トワ
トワ
キョウカ
トワ
トワ
サヤ
キョウカ
キョウカ
キョウカ
キョウカ
キョウカ
サヤ
キョウカ
キョウカ
サヤ
サヤ
サヤ
キョウカ
サヤ
サヤ
_ガタッ
眉間にシワを寄せて立ち上がる。
サヤ
サヤ
ガラガラ_ピシャン!!
トワ
トワ
キョウカ
キョウカ
トワ
トワ
ガラガラ……
キョウカ
エゴ
キョウカ
エゴ
キョウカ
エゴ
サヤ
キリ
ポケットに両手を突っ込み、 不機嫌そうに廊下をただ歩く。
願いが叶った嬉しさと、 どうしていいか分からない現状に、 ただただ不満が募っていた。
サヤ
サヤ
キリ
サヤ
サヤ
キリ
キリ
キリ
キリ
サヤ
サヤ
サヤ
キリ
「サヤちゃーん!!」
トワ
サヤ
トワ
トワ
サヤ
サヤ
トワ
トワ
トワ
サヤ
トワ
トワ
サヤ
トワ
トワ
トワ
サヤ
トワ
トワ
サヤ
トワ
トワ
トワ
サヤ
トワ
キリ
サヤ
トワ
トワ
ガラ…ゴロ……
トワ
キリ
サヤ
トワ
トワ
サヤ
見渡せば、簡素な住宅街と 広々とした田畑。
丘や山も多く、自然豊かで のどかな街だ。
トワ
サヤ
トワ
サヤ
サヤ
トワ
サヤ
サヤ
トワ
サヤ
トワ
トワ
トワ
トワ
サヤ
トワ
トワ
トワ
トワ
サヤ
トワ
トワ
サヤ
キリ
トワ
トワ
サヤ
昨夜。
あの男は、 戦うことよりも逃げることを選んだ。
彼女の身の安全と、その場の 確実な収束を果たす為に。
私が誰も傷つけなかったのは、 私の意思じゃない。
あの男の行動のお陰_ いや、"せい"だ。
その事実がより強烈に、 胸を締め付ける。
サヤ
サヤ
トワ
トワ
トワ
気まずそうに何とも言えない 斑の空を指差し、にへらと笑う。
サヤ
返答も何も思いつかないから、 適当な相槌を打っておく。
でも確かに、快晴とは言えないが 晴れていない訳でも無い。
なんだか、むず痒い。
サヤ
サヤ
何か言おうか。
一瞬そう思って、 言葉を発そうとした時。
トワ
彼女の方が、先に言う
トワ
___と。
サヤ
トワ
トワ
目線の先を見やる。
一瞬、この屋上よりも高い位置に 点在しているようにも見えたが 違う。
確かに鳥のような翼がある。
しかも真っ直ぐ、こちらに 滑空してきているようにも見える。
キリ
サヤ
サヤ
サヤ
トワ
もう一度、その物体を見やる。
それは光を吸い込むような黒色で、 鷹なんかよりも大きな両翼。
そしてそれは、どうやら人だ。
ヒュオオオ__!!
__ッタ…!!
赤いコートを着た男は 朗らかな笑みを向け、ヒラヒラ 手を振ってくる。
背に負った真っ黒な両翼を 羽ばたかせ、身体の何処かに収めた。
サヤ
ズ……
トワ
場の空気が、ずぅんと重みを持つ。
身体に何かがのしかかったように、 気圧が一気に高くなったように
呼吸がガタつき、手順を忘れる。
トワ
サヤ
サヤ
サヤ
「つけあがんなよ、"格下"。」
フ…
足元に、薄い薄い霧。
水のように地面を覆うその影に、 男は気付きもしなかった。
シュルッ…!!
影が一気に巻き上げ、 何本も触手のように生え渡る。
萎む花弁の様な動きで 瞬く間に男を包み込んでしまった。
サヤ
エゴ
キョウカ
エゴ
キョウカ
キョウカ
エゴ
キョウカ
エゴ
キョウカ
エゴ
エゴ
エゴ
キョウカ
キョウカ
キョウカ
エゴ
ザッ……
昇降口の外で、足音が聞こえた。
ふとそちらを向くと、誰かが居る。
赤を基調とした和装束の男は、 迷いなき足取りでこちらへ向かってくる。
その脇には、何やら変な生物……いや。
キョウカ
ケン
ケン
キョウカ
ケン
男が瞬時に詰め寄り、手を掴む。
するとそのまま、思い切り 上下に振り回した。
ケン
ケン
キョウカ
ケン
ケン
ケン
キョウカ
ケン
ケン
キョウカ
ケン
キョウカ
沈黙、つまり静寂。
その数秒間、 彼らが言葉を交わすことは無かった。
エゴ
エゴ
エゴ
キョウカ
フードの内から物有りげな視線を 送りつつ、決して逸らさない。
彼がそうしたのには理由がある。
それは__
やっべ何返せば
キョウカ
いいのか 分っかんねぇ
そう、彼は… 極度のコミュニケーション障害。
自称"根暗"の名に違わぬ、 立派な陰キャだったのだ。
コメント
1件
ああ、第4話読み終えました!いやもう、サヤちゃんのツンデレっぷりが最高でしたね。「つけあがんなよ、格下」からの秒殺コンボ、痺れました…。トワの姉の話もじんわり胸に来たし、最後のキョウカのコミュ障炸裂で思わずクスッ。影の存在感が増して、この先の世界観がますます気になります!