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青戸渚
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ある時、中学生に「死」を意識させるシステムが作られた。
その名も、「センタクシテクダサイ」。
ルールは簡単。
機会がランダムに三人を指名。
そのうちの一人はセンタク者と呼ばれ、他の二人は「A」と「B」と呼ばれる。
制限時間一時間以内に、センタク者は「A」もしくは「B」の人間を殺さなければならない。
制限時間以内に、センタク者が「A」もしくは「B」をセンタクしなかった場合、センタク者が死ぬことになる。
殺す方法も、とても簡単。
選ばれた三人は、自分の役職が書かれた椅子に座り、拘束される。
センタク者から見て右の人を指す、「A」のボタン。
これを押せば、「A」が死ぬことになる。
次に、センタク者から見て左の人を指す、「B」のボタン。
これを押せば、「B」が死ぬことになる。
最後に、中央にある「全壊」のボタン。
これを押せば、センタク者を含める、指名された三人が死ぬことになる。
さあ、あなたは、誰を殺す？
友達？彼氏？彼女？自分？
さあ、センタクシテクダサイ…
青戸渚
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