yan.
よっ!ur!家庭教師さんはどうだったー?
ur.
それが…家事全部やってくれるんよな…
yan.
えっめっちゃいいやん!
ur.
だろ〜っ!!ドヤ
yan.
いやお前がドヤるなw
yan.
てか昨日めっちゃ文句言ってなかった?w
yan.
『一人暮らし邪魔しやがって〜!』ってw
ur.
いや、これで文句言ったらマジで罰当たりそう。そんなレベル。
ur.
…なんかあの人は別にそんな苦手じゃないかもしれん…
yan.
え、珍し。お前女子大っ嫌いなのに。
na.
何の話ですか?
yan.
うっわびっくりしたぁ〜!!
ur.
…俺の家庭教師の人の話。
人の会話に首突っ込んでくるようなヤツが一番嫌いだ。
ur.
…
na.
へぇー、urさん家庭教師いるんですか?
yan.
そーそー。しかも女らしいよ。
na.
!
na.
そうなんですね〜。
na.
でもurさんはその人のことが嫌いなんでしょ?
na.
それならそれで良いんじゃないですか?
ur.
あー…いや。初めは嫌い寄りだったけど、今は別に。
na.
ふーん…そうですか。
つまらなさそうにそう言ったnaさんに怒りが募り、
思わず口走りそうになった。
だけど、それで前に泣かれた事を思い出し、口を噤む。
yan.
しかもなんか同居してr(
ur.
…あんま無駄なこと言うんじゃねーよ。
na.
へぇ〜すごい事聞いちゃった!
na.
urさん手出しちゃダメですよ?笑
na.
あ、呼ばれてるのでもう行きますね。
yan.
…
ur.
…
yan.
なんか怒ってなかった?
ur.
な。なんか怒る要素あった?
yan.
naさん、urのこと好きなんじゃね?w
yan.
それで家庭教師の人に嫉妬してるとか!w
ur.
おいシャレにならんからやめてくれ!w
ur.
そもそも俺が女嫌いなの知ってるだろ!w
yan.
冗談冗談!笑笑
ur.
ったく…
yan.
あ、てか、urの家庭教師さんの名前教えてよ!
ur.
えー、、、なんでー?
yan.
いや、だって気になるじゃん!
ur.
お前姉ちゃん一筋だったんじゃねぇの?w
yan.
それはそれ、これはこれ!早よ教えろぉー!!
ur.
はぁー…仕方ないな…聞いて驚くなよ?
ur.
“etさん”!
yan.
は……
ur.
うわうっさ!そんな驚く?w
yan.
ちょちょちょちょちょ、、、、
yan.
いやだぁぁぁ…これは悪夢だ!悪夢だと言ってくれぇ…
yan.
いや、そもそもなんで姉ちゃんは言ってくれなかったんだ…?(ブツブツ…
yan.
とりまurをこr…(
ur.
おーい、yanくーん???
yan.
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ有り得ん有り得ん…
ur.
えぇ…これどうすればいいんだよ…
あ、もしかして、yanくんはetさんのファンだったとか?
ur.
な、yanくん、etさんのファンだったん?
yan.
嫌だ嫌だ嫌だぁぁああああっ!!!
ur.
…ダメだこりゃ。
ur.
って、なんか廊下も騒がしいな…
et.
ur君っていますかー?
yan.
ピクッ
ur.
…っ!?
俺がetさんに駆け寄るより先に、
yanくんがetさんに走り出す。
yan.
姉ちゃ〜ん!!
et.
げ……yan…苦しいんだけど……
ur.
…はぁ?
鳩が豆鉄砲を食ったような顔というのは、
まさに今の俺の顔のことを言うんだろう。
et.
もぉー…最悪…
yan.
姉ちゃんここまで来るのにケガしてない!?大丈夫!?
et.
はいはい、大丈夫だから!
すると、etさんは俺の方を向いて満面の笑顔で言った。
et.
あ、ur君!今日一緒にスーパー寄って帰ろ!
etさんそんなに人気だったって初めて知ったんだが…。
ur.
え、あ、それはいいんですけど、、、
ur.
そのー、、、yanとどういう…?
et.
え、もしかしてyan、言ってなかったの!?
yan.
なにがー?
et.
はぁー…驚かせてごめんね。
et.
私、夕雲et。yanの姉なの。
ur.
はぁ〜!?
ur.
おまっ…おい、yanくん!なんで言わなかったんだよ!
yan.
ちぇ、なんだよ!姉ちゃんの香りを堪能してたのに…
ur.
キモ。
et.
キモ。
yan.
がーーーーーんっ!!姉ちゃんまで…うーっ……
ur.
etさん、コイツいつもこんな感じですか?
et.
あー…うん…通常運転かなぁ…
ur.
きっっっしょ……
やばいなんか吐き気がしてきた。
コイツいつも以上にやばいヤツになってやがる。
yan.
ていうかなんで姉ちゃん言ってくれなかったの!?
et.
なにをー?
yan.
urの家庭教師だって!
et.
いや、ur君とyanが知り合いなんて今知ったし。
yan.
う〜…泣
ur.
あー…あの、etさん。
et.
どしたー?
ur.
あの、俺のこと呼び捨てでいいっすよ。
ur.
君付けってあんま慣れないんで…
et.
うーん…じゃあ…
et.
ur君が敬語やめてくれたら、かな?
ur.
…ムッ…
ur.
分かりま…分かった。
ur.
敬語やめたから、俺のこと呼び捨てね?
et.
…りょーかいっ!ur!
yan.
…
yan.
………ねー、なんか俺だけ仲間外れやめてくれますー?
yan.
ていうか!!urみたいなアホなやつに姉ちゃんは任せられん!!
ur.
………
ur.
うーん…じゃあさ、俺がどんなヤツになったら認めてくれる?
yan.
はぁ…??
yan.
…頭良くて、優しくて、なんでもできる奴になったら…?
ur.
ふーん…
ur.
…
ur.
ねー、etさん。俺が志望校受かったらさ…