りう❤
俺は今、お兄ちゃんに 器を探してくるように言われて 探している途中だ。
りう❤
しかし、水が汲めるような器は 一向に見つからなかった。
りう❤
りう❤
確か、めだまさんのところは たくさんの道具があったはず。
もし、仮に器がなかったとしても 何かアドバイスが得られるかもしれない。
俺はそう思い、急いで めだまさんのところへ向かった。
りう❤
めだまさん
りう❤
りう❤
めだまさん
りう❤
めだまさん
そういってめだまさんは、 俺の丸くなっている髪の部分に ゴミ箱を引っ掛けてくれた。
りう❤
そう言って俺は、 めだまさんのいる部屋から 席を外した。
りう❤
ゆうす💛
俺が帰ってくると、 お兄ちゃんはいつも笑顔で 迎えてくれる。
ゆうす💛
りう❤
俺はそう言って、頭を見せた。
ゆうす💛
りう❤
ゆうす💛
お兄ちゃんの得意気な笑顔に 俺は安心した。
りう❤
ゆうす💛
お兄ちゃんが作ってくれたのは、 さっきのぐにぐにした紐が付いた ゴミ箱だった。
ゆうす💛
俺は紐を首に掛ける。 長さも丁度いいくらいだ。
りう❤
ゆうす💛
俺がお兄ちゃんを褒めると、 お兄ちゃんは少し照れていた。
ゆうす💛
りう❤
そうだ。早くタネさんを助けに行かなくちゃ。
りう❤
ゆうす💛
りう❤
俺はお兄ちゃんの忠告を頭に入れながら、 タネさんの元へと急いだ。
りう❤
俺は、つい先程 見つけた温かい水の在り処を 忘れてしまった。
なので、また探している。
10分程度時間が経つと、 さっきの温かい水の在り処が見つかった。
りう❤
りう❤
俺はそう呟きながら、 お兄ちゃんに作ってもらった 容器に水を入れていく。
水は少しずつ、少しずつ溜まっていき 2分程時間が経つと、容器にいっぱいの 水が溜まっていた。
りう❤
りう❤
そして、俺は急いで タネさんの元へ向かった。
りう❤
りう❤
俺が、タネさんのところへ着くと タネさんはさっきよりも ぐったりしていた。
りう❤
タネさん
りう❤
りう❤
タネさん
タネさん
りう❤
俺は、タネさんの言う通りに 温かい水をタネさんにかけてあげた。
すると、タネさんは だいぶ元気になってくれた。
タネさん
りう❤
タネさん
タネさん
りう❤
あれ…?もしかして、 俺にはまだ兄弟がいるのか…?
頭にはたくさんの?が浮かんでいる。
タネさん
りう❤
俺が不思議そうに首を傾げると、 タネさんは少し寂しそうな笑顔を見せた。
タネさん
そして、タネさんは ゆっくりと話してくれた。
タネさん
りう❤
俺が驚くと、タネさんは 少し困った様子で話を続ける。
タネさん
そして段々、 悲しそうな表情を浮かべた。
タネさん
タネさん
…2人共、短い命だったんだ。 でも、お兄ちゃんとタネさんは 一体、どんな関係だったんだろう…?
俺は疑問に感じ、 タネさんに聞いてみた。
りう❤
タネさん
りう❤
俺が“命の恩人”という言葉を 頭の中で繰り返していると、 タネさんが笑顔で答えてくれた。
タネさん
りう❤
りう❤
俺と一緒、というだけで 俺の心は少し暖かくなった。
タネさん
タネさん
りう❤
…俺のお兄ちゃん。 俺と同じ、タネさんを助けた “命の恩人”なんだ…
そのことを知った俺は、 兄弟って感じがして嬉しかった。
コメント
0件