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りう❤

えっと〜…器、器…

俺は今、お兄ちゃんに 器を探してくるように言われて 探している途中だ。

りう❤

見つからないなぁ…

しかし、水が汲めるような器は 一向に見つからなかった。

りう❤

あ!そうだ!

りう❤

めだまさんの所なら
あるかもしれない!

確か、めだまさんのところは たくさんの道具があったはず。

もし、仮に器がなかったとしても 何かアドバイスが得られるかもしれない。

俺はそう思い、急いで めだまさんのところへ向かった。

りう❤

めだまさん!

めだまさん

…何デスカ?

りう❤

あのね、器がほしいの!
水が汲めるようなやつ!

りう❤

何かないかなぁ?

めだまさん

…ゴミ箱デモ
イイデスカ?

りう❤

水が汲めるならなんでも!

めだまさん

…デハ、コレヲ
ワタシテオキマス。

そういってめだまさんは、 俺の丸くなっている髪の部分に ゴミ箱を引っ掛けてくれた。

りう❤

めだまさん、
ありがとう!

そう言って俺は、 めだまさんのいる部屋から 席を外した。

りう❤

お兄ちゃん!
ただいま〜!

ゆうす💛

お、お帰り!

俺が帰ってくると、 お兄ちゃんはいつも笑顔で 迎えてくれる。

ゆうす💛

どうや?
何かあったか?

りう❤

うん!めだまさんに
もらってきたよ!

俺はそう言って、頭を見せた。

ゆうす💛

あ、ほんまやん!
髪の毛に掛けて
もらってるんやな!

りう❤

そう!これで
何か作れるかな?

ゆうす💛

もちろんやで!
お兄ちゃんに
任せとき?

お兄ちゃんの得意気な笑顔に 俺は安心した。

りう❤

わかった!

ゆうす💛

…よし、これで
出来たで〜!

お兄ちゃんが作ってくれたのは、 さっきのぐにぐにした紐が付いた ゴミ箱だった。

ゆうす💛

この紐を首に掛けたら
オマエでも持てるやろ?

俺は紐を首に掛ける。 長さも丁度いいくらいだ。

りう❤

あ!すごい!
やっぱりお兄ちゃんは
器用なんだね!

ゆうす💛

そうか?w

俺がお兄ちゃんを褒めると、 お兄ちゃんは少し照れていた。

ゆうす💛

でも、これで
タネを助けることは
出来そうか?

りう❤

もちろん!

そうだ。早くタネさんを助けに行かなくちゃ。

りう❤

じゃあ、ちょっと
行ってきます!

ゆうす💛

おう!カンシには
気をつけろよ!

りう❤

は~い!

俺はお兄ちゃんの忠告を頭に入れながら、 タネさんの元へと急いだ。

りう❤

えっと〜…
どこだったっけ?

俺は、つい先程 見つけた温かい水の在り処を 忘れてしまった。

なので、また探している。

10分程度時間が経つと、 さっきの温かい水の在り処が見つかった。

りう❤

あ!ここだ!

りう❤

早速、温かい水を
ここに入れて
持って行こう!

俺はそう呟きながら、 お兄ちゃんに作ってもらった 容器に水を入れていく。

水は少しずつ、少しずつ溜まっていき 2分程時間が経つと、容器にいっぱいの 水が溜まっていた。

りう❤

よし!
こんなので
大丈夫かな?

りう❤

早く持って行こう!💦

そして、俺は急いで タネさんの元へ向かった。

りう❤

タッタッタッ…(走っている)

りう❤

!!

俺が、タネさんのところへ着くと タネさんはさっきよりも ぐったりしていた。

りう❤

タネさんっ!!

タネさん

あ…あなた、は…

りう❤

はい!これ、
温かいお水!

りう❤

ちゃんと持ってきたよ!

タネさん

ありが、とう…
ござ、いま…す…

タネさん

よければ…僕に、
そのお水、をかけて
下さい…

りう❤

わかった!

俺は、タネさんの言う通りに 温かい水をタネさんにかけてあげた。

すると、タネさんは だいぶ元気になってくれた。

タネさん

ありがとうございます…!
おかげで助かりました…!

りう❤

よかった!
元気になったんだね!

タネさん

はい、あなた様の
おかげです…!

タネさん

約束通り、あなたの
お兄様の元へ
参りましょう…!

りう❤

僕の…お兄ちゃん?

あれ…?もしかして、 俺にはまだ兄弟がいるのか…?

頭にはたくさんの?が浮かんでいる。

タネさん

実は、あなたの
お兄様ととある“約束”を
しているのですよ…

りう❤

約束…?

俺が不思議そうに首を傾げると、 タネさんは少し寂しそうな笑顔を見せた。

タネさん

…まぁ、お兄様と
会えば分かると
思いますよニコッ

そして、タネさんは ゆっくりと話してくれた。

タネさん

……早くしないと、
お兄様の命も、わたくしの
命も消えてしまうのです。

りう❤

え!?お兄ちゃんと
タネさんの命が!?

俺が驚くと、タネさんは 少し困った様子で話を続ける。

タネさん

まぁ、そう
驚かないで下さい💦

そして段々、 悲しそうな表情を浮かべた。

タネさん

…どちらにしろ、
2人共短い命だったの
ですからね。

タネさん

こうなることは、
最初から分かっていた
はずなのに…

…2人共、短い命だったんだ。 でも、お兄ちゃんとタネさんは 一体、どんな関係だったんだろう…?

俺は疑問に感じ、 タネさんに聞いてみた。

りう❤

…お兄ちゃんとタネさんは
どんな関係だったの?

タネさん

そうですねぇ…
わたくしからすれば
あなたのお兄様は、
命の恩人でした。

りう❤

命の、恩人…?

俺が“命の恩人”という言葉を 頭の中で繰り返していると、 タネさんが笑顔で答えてくれた。

タネさん

そうですね。
あなたと同じですニコッ

りう❤

…!

りう❤

僕と一緒!

俺と一緒、というだけで 俺の心は少し暖かくなった。

タネさん

僕が今回と同様に
倒れてしまったときに、
お兄様は助けてくれました。

タネさん

その時からずっと、
仲が良いのですよ。

りう❤

そうだったんだ…

…俺のお兄ちゃん。 俺と同じ、タネさんを助けた “命の恩人”なんだ…

そのことを知った俺は、 兄弟って感じがして嬉しかった。

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