コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主(姉)
トコトコ…
甘野 萌絵(あまの もえ)
川凪 奈路(かわなぎ なろ)
川凪 奈路(かわなぎ なろ)
甘野 萌絵(あまの もえ)
フォッコ
甘野 萌絵(あまの もえ)
ピカッ〜
ネックレスが 光る
フォッコのネックレスは、 赤金に、
萌絵のネックレスは、 青金に
光った
2人のネックレスの 間に光る何かがある
甘野 萌絵(あまの もえ)
フォッコ
フォッコが光る何かを つっつく
ツンツン…
その何かは、 思っていたよりも 柔らかく、さっきより 明るく光った
甘野 萌絵(あまの もえ)
川凪 奈路(かわなぎ なろ)
奈路の声と共に 私は意識を失った
川凪 奈路(かわなぎ なろ)
いつまでも 奈路の声が頭に響く
どれだけ意識を 失っていたのだろう…
気付いたら、辺りは 真っ赤に染まっていた
それでも意識が戻らないのか
目の前に広がる黒い闇は、 明るくならない
そんな暗い闇に、
何回も聞いた あの可愛い声が響く
キュゥイ…
キュウッ…
クゥゥン…
顔が濡れた何かに触れる
甘野 萌絵(あまの もえ)
甘野 萌絵(あまの もえ)
甘野 萌絵(あまの もえ)
フォッコ
フォッコ
川凪 奈路(かわなぎ なろ)
甘野 萌絵(あまの もえ)
あの濡れた感覚は、フォッコの 舌と鼻だった
どうやら私が眠っている間、 フォッコは、ずっと 私の顔を舐めてくれていたらしい
何回も鼻でつつかれ
ようやく意識が戻ったんだと
奈路は、 泣くのをこらえながら かれそうな声で言った
きっと心配してくれたんだろう
甘野 萌絵(あまの もえ)
私は、ようやく この言葉を言った
主(姉)
主(姉)
主(姉)
主(姉)