うり
ねー、ゆあんくんはさ
うり
進路とか決めてるの?
ゆあん
んー、まだ
うり
… そっか、
ゆあんくんは未来についてあんまり考えてないのかな、なんて思ってた
うり
卒業したらどうする?
ゆあん
… その時考えればいいじゃん?笑
うり
… そうだね
曖昧なその笑みが、怖くなった
もしかしたら、ゆあんくんの未来におれは、いないんじゃないかって
小さな違和感を感じたのはあの日
うり 〜 一緒帰ろうぜ
うり
うん、いいよ
やったー、帰りどっか寄ってかね?
うり
んー、どこに、…
ゆあん
ね?
うり
ん、?
うり
ゆあんくん、どしたの?
ゆあん
どうしたのじゃなくてさー?
ゆあん
なんで此奴と帰ろうとしてんの
え、だめだった?
ゆあん
… おれより此奴がいいの?
うり
ぇ、あ、そういうわけじゃなくて
友達を睨む目、いつもより低い声色
ちょっと怖くて、焦った
うり
ごめん、今日はゆあんくんと帰るね
え、ああ、うん
じゃあなー
うり
うん、ばいばい
これでいい
ゆあんくんが離れる方がずっといやだ
うり
ゆあんくん、ごめんね、?
ゆあん
… うん、… 笑
この時気が付いた
友達から、離れてる
家族といる時間が、減ってる
おれの生活にゆあんくんだけが増え続けている
うれしいな
もっと増えて、いっぱいになっちゃえばいいのに
ゆあん
ねぇ、今日うちこない?
うり
え、いきたい
ゆあん
んふ、親いないからさ?
その言葉に胸の奥で期待をした
期待していた願望は、案外はやく叶うものだった
ゆあん
ぜんぶあいしてあげる、❤︎
うり
んぁ、" ッ 、♡♡
うり
ぇへ、' ッ " ♡
甘くて、熱くて、それでいて優しかった
ゆあんくんの手が肌に触れるたび、心臓が鳴って、生きる心地を感じられて
いちばん幸せだった
うり
おれ、ゆあんくんいないと無理、
うり
はなれないでね
ゆあん
んふ、はなれないよ、絶対
ゆあんくんだけいれば、他のなんだって捨てられる
家族も友達も、趣味もこれから先の未来も全部
ゆあんくんとためなら捨てられるよ
いや
捨てられるはずだった






