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北村と芽衣は電話していた…
芽衣
先生！この前はありがとうございました！
北村先生
全然大丈夫。
北村先生
傷口はまだ痛む？
芽衣
少しだけ…
北村先生
腕、切りたくなったら俺に言えよ
芽衣
切りたい…
芽衣
切らないと落ち着かない…
北村先生
そうか…
北村先生
教えてくれてありがとう。
芽衣
家にいるのが辛いよ…
芽衣
助けて…先生！
北村先生
今すぐには助けに行けないけど、仕事が終わったら芽衣の家に行くから待ってて欲しい
芽衣
わかりました！
北村先生
芽衣…！
芽衣
先生！
北村先生
ごめんな…待たせて
芽衣
大丈夫です。親から開放されると思えば
北村先生
芽衣は俺が守ってやる！
芽衣
はい！
北村の家で
北村先生
狭いけど、ゆっくりして
北村先生
紅茶でも飲む？それともココア？
芽衣
ココアがいいです
北村先生
了解。
北村先生
飲みながら話聞かせてくれる？
芽衣
わかりました
北村先生
芽衣から電話してくるなんて珍しいね
芽衣
すいません…
芽衣
仕事中に電話なんて迷惑ですよね…
北村先生
全然迷惑じゃないよ
北村先生
むしろ、嬉しかった
芽衣
怖くて…辛くて、何していいのか…
北村先生
そうだよな…辛いよな
北村先生
先生も実は、親からの虐待が酷くて、いつもナイフを向けられたり、ご飯食べさせたりして貰えなかったり、、
芽衣
そうなんですか…
芽衣
今は親とはどんな感じなんですか？
北村先生
あぁ親とは縁を切ったよ…
北村先生
今は何してるんだか
北村先生
…ん？
凛
もう12月か…
悠斗
卒業が近くなってきたねー
瞬
なんか、いざ卒業となると悲しいな
芽衣
それわかる！
凛
嫌いだった学校なのにね
北村先生
はーいみんな席につけー
北村先生
今日から卒業式の合唱が音楽の授業で始まるそうだよー
瞬
おー！
凛
なんか寂しいなー
休み時間
芽衣
みんな卒業したら、大学行く感じ？
凛
私は美容師になりたいから、専門学校かなー？
瞬
俺は就職したい！
悠斗
俺、医者になりたいから大学かな
芽衣
みんなすごいね…
凛
そういう芽衣はどうするの？
芽衣
私は、大学に行く！
芽衣
学校の先生になりたいの！
凛
いいねぇー
瞬
芽衣が担任って考えたらすげぇな
悠斗
わかる！
芽衣
みんな、卒業しても、ズッ友だよ！
凛
うん！
瞬
そうだな！
悠斗
たとえ何があっても、俺ら4人は親友だかんな！
北村先生
…ん？
芽衣
先生どうしたんですか？
北村先生
誰か来たな
北村先生
ちょっと行ってくるから待ってて
芽衣
はい！
北村先生
なんだよ
北村先生
なんで俺の家知ってんだよ
北村の父
知り合いからきいてなぁ
北村の母
今まで何があったのか話してもらうから
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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