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リクエスト物です。
注意
この作品には
危ない表現が多々出ます((適当
これまじ注意ね
それでも良い方は進んでください
あ、リクエストありがとうございました
鬱先生
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾムは俺の肩に手を回し
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
幸せだった
今ではこの景色が
儚く、脆く、手の届かぬところに
あるなんて
笑えるな
いや、笑えんか…
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
ゾム
ゾム
鬱先生
鬱先生
俺は急いで笑顔を作る
彼のおかげで少しは上手になったんじゃないかな
笑うことが
ゾム
ゾム
彼の言葉が重くかかる
鬱先生
手を振ると彼は何処かへ行ってしまった
鬱先生
鬱先生
そこらへんに転がっている空き缶を蹴った
???
鬱先生
コネシマ
鬱先生
こいつは友達のコネシマ
俺のゆういつの逃げ道だ
だから巻き込みたくないし
最期のとっておき
コネシマ
彼は俺の肩に手を回す
鬱先生
俺はそれをさっと避けた
コネシマ
鬱先生
俺は笑って
見せた
教室
(言い忘れてた学パロだよ)
鬱先生
つら
シッマに悪いことしたな
ほんまにいつもいつも
悪いことしたな
鬱先生
俺から、離れていきませんよーに
ゾム
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
ゾム
ゾム
鬱先生
鬱先生
ゾム
鬱先生
やばい、言い訳が思いつかない
鬱先生
ゾム
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
ゾム
ゾム
鬱先生
ゾム
ゾム
ゾム
鬱先生
全身が震える
顔が青ざめていく
ゾム
ゾム
ゾム
と、茶化してる彼の目には
光はなかった
鬱先生
鬱先生
俺は明るく見せようと大声でそう行った
そして走るように個室トイレへ逃げ込んだ
鬱先生
死ぬかと思った
彼の目が怖いくらいに美しく
俺を射抜くから
………
鬱先生
ゾムのことが……?
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
家、?家、、????
嫌だ、行きたくない
鬱先生
ゾム
鬱先生
そーだ、ゾムに予定全部教えたんだった…
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
彼の家に行く、ということは
俺の***が待ってるも同然
ゾム
ゾム
鬱先生
一度だけ、ゾムとの予定をすっぽかしたことがあった
もちろん、仲がギクシャクしていた時
今もなんやけど(慣れた方)
あれは、俺が悪いわけじゃないんやけど、な…
鬱先生
鬱先生
鬱先生
でも、行かなきゃって体がムズムズする
気色が悪い
鬱先生
買い物袋の重さでその気持ちを紛らわした
鬱先生
???
鬱先生
鬱先生
ゾム
ゾム
ゾム
鬱先生
鬱先生
ゾム
ゾム
彼の目は潤っていた
鬱先生
鬱先生
ゾム
鬱先生
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
ゾム
ゾム
ゾム
彼の目は潤いをなくし、光もなくしていた
鬱先生
言い訳、が…
言い訳、じゃない…
これは、俺からゾムへの返事なのに……!
なんで、真っ白なん?
ゾム
ゾム
彼は俯くように狂気的に笑い出した
やばい、こいつ狂ってやがる
鬱先生
言葉の一つ一つが震える
ゾム
ゾム
口ずさむように俺の名前を呼び続け
頰に触れるゾムの手は震えていた
鬱先生
鬱先生
鬱先生
真っ白だった頭から
ただ、ただ、出てくる言葉はそれしかなかった
自分の瞳も光なく、虚ろになるのがわかる
ゾム
ゾム
彼は笑い続ける
鬱先生
力なく答えるだけで満足した彼は
俺を置いていき何処かへ去ってしまった
鬱先生
俺もしばらくその場から動けずにいた
と、なんやかんや昔の思い出に浸っていたら
ゾムの家に着いた
鬱先生
ぴんぽーん
ゾム
無邪気な声が帰ってきた
俺の右腕が痛む
鬱先生
鬱先生
ゾム
ゾム
鬱先生
力なく靴を脱ぎ玄関に入る
ゾム
彼はにんまりと笑い
玄関の鍵を閉めた
ゾム
鬱先生
ゾム
ゾム
ゾム
彼はにっこり笑う
鬱先生
理解するまでに時間がかかった
鬱先生
俺は縋るような思いでゾムの肩を持つ
ゾム
少し表情を曇らせすぐに笑ったゾムはこう言った
ゾム
鬱先生
ゾム
彼がリビングのドアを開けた
そこには
コネシマが縛られていた
コネシマ
コネシマ
口にはタオルか何かを巻いており
コネシマは泣いていた
鬱先生
ゾム
ゾム
彼は舌なめずりをするような目で俺とコネシマを見た
そしてキッチンに向かうと、包丁を握り……
鬱先生
予想はついた、でも信じたくなかった
コネシマ
コネシマも怯えている
ゾム
低く重い声が突き刺さる
鬱先生
鬱先生
できるだけ余裕を見して振る舞った
ゾム
ゾム
ゾム
当たり前だろ?とでもいうような態度で俺を見据える
鬱先生
俺はその場で膝をついた
コネシマ
コネシマ
コネシマ
ゾム
彼のフードが目に被さり
奥の瞳が見えなくなった
鬱先生
俺は走り
ベランダの窓を開ける
そして手すりを手をかける
そして力一杯
力を込めた___
ゾム
コネシマ
後ろから声が聞こえる
知らない、俺はもう知らない__
鬱先生
鬱先生
精一杯の最後の笑顔として
彼らに笑ってみせた___
ゾム
ゾムの声が聞こえた
でも、もう遅い
俺の体は宙を舞っていた
鬱先生
と思っていたら体が酷く壁に当たった
鬱先生
ゾム
ゾム
ゾム
ゾム
彼の声が聞こえた
か細く、震えていた
でも強さが見えた
ゾム
彼の両腕が俺の片腕にしっかりと固定されている
でも、このままなら___
鬱先生
鬱先生
鬱先生
鬱先生
鬱先生
“自由に”
ゾム
ゾム
じりじりと
手が離れていく感触
ゾム
鬱先生
愛してる
俺はその言葉に目を輝かせる
すると後ろから力が加わる
コネシマ
コネシマ
コネシマ
ゾム
鬱先生
俺は2人に手を掴まれズルズルと上へ上がっていく
鬱先生
いましたを見たら恐怖で震えるだろう
よく俺は、死のうと思ったな、と呑気に考えていたら
いつの間にか上半身はベランダに引きずられていた
鬱先生
コネシマ
ゾム
彼の目は冷たく、冷徹だった
おれの胸ぐらを掴むと
次の瞬間右ほほが痛かった
コネシマ
コネシマが割り込んで止めてくれる
鬱先生
拒否はしない、否定はしない、反抗はしない、
だって、おれはさっき死のうとした
自由になろうとした
“罰”を受けて当たり前だ
ゾム
ゾム
ゾム
鬱先生
ここまで俺のために
俺を思ってくれる人はいないだろう
彼はそう言いながら笑っていた
鬱先生
疲れた手を伸ばす
ゾム
コネシマ
ゾム
コネシマは俺を介護している
さっきので疲れが増している
嫌な予感がした
鬱先生
俺は手を伸ばした
彼の服を掴む
けど、振り払われた
ゾム
彼は華麗に柵を飛び越えると
笑いながら消えていった
鬱先生
俺は疲れも忘れて
その場に駆けつける
彼は、彼は
死んだ?
コネシマ
コネシマ
鬱先生
俺は足が動かなかった
すぐ下に向かいたい
けど、行ってしまったら、ゾムが
死んだことを認めてしまいそうで怖かった
どうして彼は飛び降りた?
彼は、死んでない
生きている、さっきまで一緒にいたじゃないか
俺のそばに……
でも、そのさっきまで俺が飛び降りていた
死んだ、の?嘘やろ?嘘って言ってくれ!!!
鬱先生
鬱先生
コネシマ
彼は冷静だったが
俺の頭は爆発寸前だ
ゾムにずっと語りかけている
無自覚で
コネシマ
コネシマは電話をかけている
俺は、ゾムに傷つけられた腕を抑えた
鬱先生
今ではその傷がゾムの体温に思えてきた
鬱先生
柵にもたれかかる
鬱先生
鬱先生
鬱先生
涙が溢れてきた
後日
警察や精神科の先生などに話を聞かれた
俺もしばらくは精神科に通っていた
鬱先生
鬱先生
鬱先生
鬱先生
鬱先生
鬱先生
鬱先生
鬱先生
鬱先生
俺はゾムの墓から去っていった
話がぶっ飛んでますね((
解説コメントに載せておきます
リクエスト、あざました!
ちょっと想像とちがってたけど((
こんなものでごめんなさい
あとコメントで感想、褒め言葉、ファンマつけてくれた報告、ステメに私の名前がある
めっちゃ嬉しかったです
良薬です((
これからもよろしくお願いしますね
コメント
29件
悲しいお話すぎて泣きました( ; ›ω‹ )
なんか……大先生が飛び降りる時壁にズシャッってなるの大先生らしくて好きです……ww
めっちゃ良い話ですね…! (  ̄▽ ̄)スゲェェェ