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テラーノベル(Teller Novel)

西畑

流星はよ行くで。

流星

待って!大ちゃん!

今日は2人で午後のオフが被ったので、関ジュの舞台を OBとして観に行くことにした。 前の仕事が早く終わり、マネージャーさんの車に乗って 駅まで向かう。

マネージャー

じゃ、向こうに着いたら
スタッフが待ってるから。
よろしくね。

西畑

了解しました。
では!

これから新幹線に乗って、大ちゃんと2人で大阪へ。 いつもなら、誰かしらマネージャーさんや メンバーがいるけど、今日だけは2人だけの空間。 今日は僕が大ちゃんを独り占めできる。 昔はよく2人で新幹線に乗ったっけ...。 大ちゃんが切符買ってくれたり、預かってくれたり。 懐かしいなぁ。 昔から抱いていた、大ちゃんへの好きの感情は、 今も伝えることなく心にしまっていた。 だって、大ちゃんにとって、僕はただの 可愛い後輩にすぎないから。

流星

久々やなぁ。
2人で乗るの。

西畑

そうやなぁ。流星が、
まだ小さかった頃は
よく2人で
乗ってたのになぁ。

流星

ふふふっ。
今日は大ちゃん
独り占めやぁ。帰りも
一緒に帰ろーな。

そう言って大ちゃんの方に頭を乗せて眠りにつく。

西畑

なんや。今日は
甘えん坊さんやなぁ笑
分かった。
今日一日は流星の隣に
いてあげるわ。

今日だけは夜までずーっと一緒。 この時間がずーっと続けばいいのに。 大ちゃんを自分のものにできたらどんなに幸せだろう。

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