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樹
北斗、
樹
大丈夫だから
北斗
ありがとう
俺の手が震えてることに気づいた樹は
手を握ってくれた
なにも言葉を発していない髙地も
きっと心配してくれているだろうと ミラーからの視線で伝わった
ジャニーズだから部屋を個別にしてもらった
北斗
診察室は1人で入るから
樹
わーったよ
優吾
きっと大丈夫だからね
北斗
うんありがとう
北斗
3ヶ月ほど前からちょっとしたことですごく息が切れて、息が吸いにくい時が多いんです
北斗
1ヶ月ほど前から頭の痛みも始まってきて、ひどい時は意識が朦朧になるぐらいで
医者
一度レントゲンを撮ってみましょうか
数時間後
医者
松村さん
医者
簡単に説明させてもらいますと
医者
松村さんは肺がんでした
北斗
そう、でしたか
北斗
、、、
医者
〜〜〜〜〜〜
その後の話は全く頭に入ってこなかった
薬を処方してもらって 今日のところは帰った
後日メンバー含めて治療の話等をすることになった
北斗
ありがとうございました。
医者
おだいじに
優吾
北斗！どうだった？
北斗
ｸﾞｽﾞｯ
樹
北斗！？
北斗
ごめん、2人の顔を見たらなんか安心しちゃって
優吾
そっかそっか
北斗
俺ね、肺がんだった
樹
…
2人とも悔しそうにでもどこか悲しそうな笑顔を見せた
優吾
先生はなんて？
北斗
症状とかはショックでよく聞き取れなかったんだけど、明日メンバー込みで病院に来て欲しいって
優吾
そっか
樹
我慢すんなよ
北斗
ｳ､ｸﾞｽﾞｯ
樹の一言に俺は涙が止まらなかった
悔しい
もっとファンのみんなと過ごしたいのに
絶対この病気を治してみせる
そう決意した
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