テラーノベル
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すい🎼🍵様改めまして、 とても素敵なサムネイルを作って頂きありがとうございました!🙇🏻♀️
閲覧した時、想像を超えるクオリティのサムネイルでびっくりです……🫠w 有難く使わせて頂きます!🙏🏻✨
-3タップ後物語再開-
誰も居ない空間。
1人、上履きを履く。
こちらの世界になっても、下駄箱はあまり変わらず、少し懐かしくも感じた。 まぁ、あっちではこの下駄箱という場所すら苦痛の日々ではあったけど。
遠くから聞こえてくる歓声。 ここに来ても尚、聞こえてくるのがそれだけ盛り上がってるってこと。
少し痛く感じる足を動かす。
静かな空間を割きながら__。
*ガラガラッ*
扉を開ける。 それと同時に、学校の扉ならではの音がする。 その音が今の自分にのとっては少し不快に感じる。
休憩所には先生は居らなかったため、無許可ながらもベットに寝転がる。
陽の光がベットを照らす。 それが少し眩しくて、ベットの周りにあるカーテンを全て閉めた。 少し暗い空間が俺を包み込んだ。
布団を肩までかけ、目を瞑る。 そうすれば眠気がやってくる__。
Ameno kosame
Mikoto
第3回戦目まで順調に勝ち進み、暫くの休憩時間がやって来た。 その時にこさは、らんくん達が居る観客席、自分の席へと戻ってきた。
流れ落ちる汗を傍に置いてあるふわふわのタオルで拭き取る。
Ameno kosame
Lan
Ameno kosame
きっとなつくんのことだろうから、休憩所にでも行って寝るんだろうなぁ〜。 そんな考えが容易に思いつく。
ふと気づいた時、こさの目線は不思議と彼女(すちえ)が居るはずの席へと向いていた。 ただ、そこに彼女(すちえ)の姿はなかった。
無性に不安の気持ちが込み上げてくる。 なぜそんな気持ちが込み上げて来るのかも分からない。 感じたことのない感情に気が動転しそうだった。
……こさは本当にどうしちゃったんだろ、。
顔を上げ、空を見上げる。
空色から薄く淡い黄色のグラデーションがかった空。
真ん中にはギラギラと輝く太陽。
そんな空に、 不思議と心を奪われた───
*ガラガラッ*
休憩所の扉を開けた時にいつも通りのような音が鳴った。
休憩所の扉が少し開いていたから先生も生徒も誰かいるかと思ったが………開けて確認すると誰も居ない。 ちょっとした閉め忘れかな。 なんて思った。
だが、大体休憩所に居座っている俺はすぐいつもと違う異変に気づく。 ベットのカーテンが閉まっているということ。 つまり、誰かがベットで休んでる。 けど先生も居ないし、あまりにも不自然すぎる。
Hima natu
違和感をを胸に残しながらも、ベットのカーテンを勢いよく開ける。
そこには、彼奴(すちえ)が肩まで布団を被り静かに寝息を立てながら寝ている姿があった。
sutie
Hima natu
何故………? 此奴を目に映したとき、初めに思ったのはその疑問だった。
*カチ…カチ…*
壁にかけてある時計の針が進む。
………不思議だった。珍しかった。 完璧のように振る舞う此奴が、まさか授業を抜け出してここ(休憩所)で休んでるとか。
………ましてや、寝てるなんて今の俺にとっては信じられなかった。
Hima natu
此奴を起こさぬよう、小さな声で呟いた何気ない一言。
その一言はその場の空気を 重くした__。
sutie
目覚めた時、陽の光が妙に眩しかった。 少しチカチカする目を手で覆いながら、その場を見渡す。
閉めていたはずの休憩所のカーテンは何故か開いていた。 窓から射してくる光が俺を暖かく照らした。
少し気怠い体を動かしながら、ベットから立ち上がる。 少し歩き、休憩所の椅子にはスヤスヤと気持ちやすそうに眠る彼(暇なつ)の姿が目に映った。
Hima natu
sutie
寝てる彼を見ると、俺がベットで寝ていたのを察し、ここ(椅子)で寝てくれていたのかもしれない。 そう考えると、少し申し訳なく感じた。
Hima natu
sutie
休憩所から出ようと思った時、後ろから突如誰かの声が聞こえた。 無論それは彼(暇なつ)の声だろう。
俺は彼の目線に自分が映らぬよう、その場を急いで走り去ろうとした。
*ガラガラッ*
扉の音を気にせず、閉めるのすら忘れながらも俺は走った。
Hima natu
彼の目線に 映ったことを知らずに───
4話 休憩所 _ 𝐟𝐢𝐧𝐢𝐬𝐡
コメント
23件
なつすちか?!
初コメ失礼します! もうめっちゃこの作品好きです! サムネもいいし! もう天才すぎますって 続き待ってます!お体に気おつけて! あ、最後にこの作品好きです結婚してくださi(((((((