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『愛してる』と言わせて Ⅰ

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『愛してる』と言わせて Ⅰ

1 - 『愛してる』と言わせて Ⅰ

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2018年10月08日

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夏川幸

私は要らない子だった

夏川幸

誰にも必要とされなかった

夏川幸

お父さんにも、お母さんにも嫌われてて、家の中に閉じこめられていた。

夏川幸

逃げ場がなくて、苦しくて、病気になって……そんな時、私の手を取ってくれた人がいた

夏川実

「逃げるよ!幸!!」

夏川幸

幸せという意味からつけられたという、私の名前。手を引いてくれたのは、連れ出してくれたのは、叔父の実くんだった。

夏川実

幸、遠くへ行こう

夏川幸

このままだったら、捕まってしまう。捕まる前に、逃げてしまおう。

夏川幸

そう提案された私は、躊躇うことなく実くんの手を取った。

夏川幸

愛してくれないくせに、私を捨てようとしなかった両親。私の行く末は、容易に想像できたから。

夏川幸

「自由に、なれる?」

夏川幸

そう聞いた私。

夏川実

「自由にするよ」

夏川幸

そう微笑んだ、実くん

夏川幸

彼のおかげで、諦めなくてもいいと知ったんだ。

夏川幸

生きることを、諦めなくていいと。

夏川幸

そうして、私たち二人は逃げるように田舎へ引っ越した

夏川幸

星空の綺麗な、水の美味しい、コンビニひとつない田舎町。

夏川幸

ここで、私はあの人と出会った。

夏川幸

深く愛することになる、運命のあなたに。

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