俺たちは生まれた頃からずっと一緒だった
昔はそう思ってた
高校1年春
夜月 葵
桜学校遅刻するぞ
夜月 桜
ちょっと待ってー
父親
桜、葵ちょっといいか
夜月 桜
どうしたの?
父親
実はな
俺たちは生まれて初めて
血が繋がってない
兄妹だと、知った
夜月 桜
え、どうゆうこと、
夜月 葵
じゃあ俺たちは兄妹じゃないのか、
父親
今まで黙っていてすまん、
夜月 桜
そんなの、
夜月 桜
そんなのやだ!
夜月 桜
私たちはずっと、
夜月 桜
ずっと一緒に、
夜月 葵
桜、
そしていつからか俺は
桜を好きになっていた
夜月 桜
あ、お兄ちゃん!
夜月 桜
昨日寝ててあんまり覚えてないんだけど
夜月 桜
私になんかいいたいことあった?
夜月 葵
え、あ、別にないよ
夜月 葵
気にすんな
夜月 桜
あ、うんわかった
相澤 翼
お!桜ー
相澤 翼
と兄貴、
夜月 葵
なんだよ、
小倉 香恋
葵ー
夜月 葵
香恋、
小倉 香恋
早く一緒に行こー
夜月 葵
あ、うん、
夜月 桜
…
相澤 翼
桜!俺たちも行こ
夜月 桜
え、あ、うん
小倉 香恋
葵の家初めてだからちょっと緊張する
夜月 葵
彼氏の家行くなんて当たり前だろ
小倉 香恋
ねぇ、葵
夜月 葵
ん?
小倉 香恋
恋人ってキスとかするんでしょ、
夜月 葵
そうなのかな、
小倉 香恋
葵
小倉 香恋
私にキスして、
夜月 葵
え、いくらなんでも、
小倉 香恋
してくれないの?
夜月 葵
いや、
夜月 桜
お兄ちゃん、
(ガタッ
夜月 葵
ん、






