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瀬月
瀬月
隣町の女
私))2年ほど前くらいから
私))隣町の女に言い寄せられていた
私))高校からの友達で
私))性格良いが顔が好みじゃないので、
私))やんわりと「付き合えない」と断っていた
私))その頃仕事も上手く行かず、悪いことも重なりに重なっていたので
私))母ちゃんが事故で死んだんだ
私))同情だけは絶対にされたくないから
私))母ちゃんが死んだ事を誰にも言わず
私))1人で落ち込んでいた
私))母ちゃんが死んだその日の夜
私))例の女から電話があった
女))お母さん亡くなったらしいね…
私))…
女))実は私のお母さんも死んだんだ…
女))昨日だよ 階段から落ちて…
私))……え?
女))一緒だね…
この一言で俺は救われた気がした
彼女なら俺の事を分かってくれる気がした
同情なんて要らないと思っていた
ただ甘えたかったんだ
抑えていた感情が一気に溢れ出し
俺は泣いてしまった
彼女も一緒に泣いてくれて
いつしか俺は彼女が好きになっていた
これが俺と嫁のなれ初めだ
解説
私は、こう言っていた
「母ちゃんが死んだ事を誰にも言わず 1人落ち込んでいた」
それなのに私の奥さんは、 こう言っていた
「お母さん亡くなったらしいね…」
何故この子は、
お母さんが亡くなったことを知っているんだろうか?