熱い声援と共にぶつかり合う音が、ラグビー会場に響き渡る
"がんばれ"
応援しているのに 応援されている様な 不思議な感覚は今でも変わらない。
目覚めると体が重い…
楓
今日も憂鬱な始まり 朝が来るのが嫌でたまらなかった
重い体を起こし、ため息から1日が始まる
楓
シフトを見ながら、また大きなため息をつく
転職して1ヵ月 夢の美容部員になった しかし、1ヵ月で同期の半分は辞めた
楓
和先輩
荷物を置いて仕事の準備をする
和先輩
楓
和先輩
楓を上から下までチェックする和先輩
和先輩
芸能人でもないのに 憧れの存在とか本気で思ってる… 美容系だから 肌のメンテナンスは必要だけど。
和先輩
楓
和先輩
毎日繰り返される 人格否定といびりの日々
少しのミスを大事にし 人格否定をされる毎日
和先輩
楓
和先輩
そういう本人はミスを繰り返す その度に
和先輩
人の仕事を全てチェック パソコンをしていると 何しているのか 今日は何をするの 全て確認
洗い物をしてると… わざわざ追いかけてきて
和先輩
あからさまに凝視し行動や持ち物を監視される毎日
帰宅後
楓
明日は休みだか 出掛ける元気もない 誰とも会いたくない 今日あった嫌な事が頭をグルグル回って寝れない
寝返りを何回したか分からない 気付いたら朝がきた
楓
寝れなかったので疲れも取れない
店長
通話
00:00
店長から電話がかかってきた
楓
店長
楓
店長
楓
店長は掃除してたのを 目の前で見ていた
店長
楓
折角の休みが 最悪の1日に変わった
ベッドから出れず ただただぼーっとしてたら 涙が溢れた
楓
楓
私は異業種から転職した。 ずっと憧れで大好きな美容系の仕事で やっと見つけた会社だった
楓
一日中泣いて過ごした
夕方に目が覚めた
楓
携帯を見ると 会社からLINEが沢山来てた
楓
そして、明日のことを考えると 仕事に行きたくなさ過ぎて 寝れなかった。 気が付くと、朝になっていた。
中々起き上がらない。 こんなにも行きたくないのは 初めてだった。
涙を流しながら朝ご飯を食べ 自宅をし電車に乗った
到着駅になり 降りる前、気分が悪くなった。 そして駅のトイレで嘔吐してしまった
お店に着いても気分が良くならず 戻しそうなのを抑えてトイレへ駆け込んだ
店長
楓
気分が悪くて頭を下げる事しか出来ずにいると…
店長
楓
店長の顔を見ると 仮病だと思ってるのが 顔に出てた
楓
怒りを通り越して 呆れた。 人として。
具合が悪いのを我慢し 仕事を続けた
店長
悔しかった。 必死に涙を堪えて仕事をした。
帰り際 上を見上げながら帰ることが 多くなった…
涙を堪えるのが必死だった
楓
玄関を開けると 涙が溢れた…
楓
転職前は事務員として働いていた
繰り返される毎日に 焦りと不安を感じ やりたい事をし 輝いている人を羨ましく思っていた
特に不満もない。 けど、満足はしてない。
このまま、普通の人と 普通の結婚をし 平凡なまま死んでいくのかと 思うと これでいいのかと自問自答する 事が多くなった。
私… 好きな事で輝いて ワクワクする事がしたい。 平凡な日々はつまらない!
そう思って 自分の好きな事を必死で 探した。 しかし 中々見つからない。 これと言って 得意なものもなく 向いているものすら 分からない
時間だけが過ぎていく。
結婚に逃げようと 婚活を始めた事もあった。 しかし やりたい事をして 輝いている 男性と出会う度 羨ましくて 恋愛対策として見れなくなった。
自分の好きな事…?
大学からの友達と 仕事終わりにカフェでお茶をした。
私は、思い切って 友達に相談することにした。
楓
りえ
楓
りえ
楓
早速、帰りにハローワークに行った。
美容系の仕事を何個かピックアップし 窓口に向かった。
窓口
厳しい現実を突きつけられた。
窓口
噂では聞いていた。 しかし やりたい気持ちを抑えることが 出来なかった。 そして 何個か受けてみることに。
面接官
面接官
面接官
面接官
面接官
ぐったりした… 自分が否定されている様な そんな気持ちで 心が折れそうだった。
ヒントが欲しくて帰り際に 本屋に寄った
目に飛び込んできたのは 「好きな事を仕事にする為の方法」
本の帯には 「普通のOLが好きな事で起業家へ」 と 書かれていた
中身を少し見ると
「満員電車に揺られ 普通に仕事して 普通に結婚して これが私の望んでた事だっけ?」
「好きな事をしてキラキラ輝いている人が羨ましかった」
「空虚感を抱いて 仕事の愚痴を話して 無駄遣いして 憂さ晴らしをしても 満たされない毎日」
楓
速攻で本を購入し 家で一気に読み終わった
筆者は 好きな事を仕事にする為の方法をアドバイスする ワークスタイリストとして 起業された女性だった
その方のホームページを検索し 近く出版記念のトークショーが ある事が分かり すぐ申し込んだ
トークショー当日
沢山の方が会場に集まっていた
席に通され 登場を待つ
拍手と共に 筆者の女性が現れた
ふんわりして とても綺麗な方で キラキラしたオーラが あった
筆者
話し方が アナウンサーの様に 聞き取りやすく とても話し上手な方だった
OL時代は毎日悶々としてた事 自分にも何か特別な事ができないのか 毎日生きるのが楽しくなる様な仕事がらしたい そんな気持ちから思いついた事は 全て実行した事など話された
筆者
成功されてる方の近くに居たからか 気持ちがスッキリした
楓
そして転職を頑張り続け 自分が求めていた今の会社を 見つけ入社した
ベットに入り あの頃の事を思い出していた
楓
これが私の求めてたもの…?
今日も和先輩から 上から下までチェックされ 私の仕事を全てチェック そして揚げ足取りが始まる
正直疲れていた
寝れない日々が続き 動画を流して誰かの声を聞いていないと安心して寝れなくなってしまった
毎朝、涙を流しながら起きる毎日
もう 心が壊れかけていた
店長
店長
頼まれた通りにしたのに 途中で店長自身が 勘違いしていた でも言い返す事と許されない
店長がマネージャーに私の事を悪く吹き込み。 マネージャーには 優先順位が分からず理解力のない 仕事ができない人としてレッテルを貼られてしまった
極め付けは お客様を接客させてもらえず たまたま 私に当たった時に させて貰えて感謝しろとまで 言われる始末
奴隷扱いだった。
売り上げも 個人に割り振られ 接客させてもらえないので 売れなかった分は手出ししなければ ならなかった
楓
休憩中 携帯も触れず ご飯をかけこんで食べ ひたすら掃除やら雑用やらの毎日 休み希望も出せず 冠婚葬祭も許可が出なかった
友達に会う気力もなく 休みの日は 家でずっと起き上がれないまま ぼっーと過ごす事が多くなった
いつまで こんな時間が続くんだろ…
今日も人格否定され ヘトヘトで帰宅
TVをつけ 床に座り込み
楓
ふとTVを観ると ラグビーの試合が行われていた
トップリーグが開幕されていた
試合は接戦で 観客の歓声が響き合っていた
ルールも分からず 特にラグビーに興味もなかったのに 目が離せなくなった
残り1分
一点を取ったら 逆転
その一点の為に 体を張ってぶつかり合う姿に 何も分からないのに 心が熱くなった
楓
観客のカウントダウンが 始まる
3、2、1
レフリーの笛の音と共に 大歓声が会場を包んだ
選手達はハイタッチや 抱き合い 涙する選手もいた
楓
気付いたら 涙が溢れた…
この一瞬で 何も分からない自分が感動した事に 驚いた
すぐさまSNSで ラグビーについて調べた
調べると ラガーマンの苦悩と努力を知る事ができた
そして
楓
すぐに試合について調べ トップリーグが始まることを知った
チケット発売日に必ず購入出来るように日にちをスケジュールに入れ チームも選手も知らない中で決めた
そしてトップリーグのチケット発売日になり何とか購入できた。
試合当日、一人で 埼玉県の熊谷スポーツラグビー場にいた。 自分でもびっくりだった。
グッツ販売など沢山のお店が並び 賑わいを見せていた
会場に入ると 風を全身に浴び 湧き出る高揚感に 心がすーっとした
芝生がキラキラしてみえ 自然と笑みが溢れた
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