コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
※百合
※この物語はフィクションです
かれん
季節外れの雪が積もり外は真っ白だった
私は制服に付いた雪を振り払い、靴箱にローファーを直した
ゆの
かれん
お互いに目が合う
ゆのは少しだけ口角を上げて、すぐに去っていった
かれん
そう、私達はお互いの間にルールを設けたのだ
一つ目は学校内では他人のふりをし、なるべく関わらない
二つ目はどんな些細な情報でもすぐに共有すること
かれん
そして、私のやることは一つ
協力者を集め、なつみさんの反対勢力を増やすことだ
かれん
教室の扉を開ける
クラスメイトA
クラスメイトB
かれん
適当に挨拶を返して、自分の机に荷物を置く
私は教室を見渡して、ターゲットを探す
かれん
かれん
クラスメイトA
クラスメイトB
かれん
かれん
クラスメイトB
クラスメイトB
かれん
クラスメイトA
ドアが勢いよく開く
視線が集まる
まい
クラスが一気に賑やかになる
まい、このクラスの中心的な存在だ
そして私のターゲット
クラスメイトA
クラスメイトB
かれん
クラスメイトA
クラスメイトA
かれん
私は自分の席に戻る
戻ると同時にチャイムが鳴り、先生が来る
担任の教師
まい
まい
担任の教師
交友関係がかなり広く、教師とも仲がいい。影響力は絶大だろう
それに
まい
彼女はなつみさんと仲がかなり悪い
これ以上の適任はいないだろう
かれん
私はなるべく愛想良く返した
まい
月一度行われる整備委員の点検
まいと二人きりになる良いチャンスだ
まい
まい
タイミングは今だ
かれん
まい
一見人当たりが良く、いつも明るい人物
でもその目の奥には何かいつも隠している
かれん
まい
まいは少しだけ驚いたように目を開いた
まい
まい
空気が一変した
まいは私を挑発するように、笑った
いつもの笑顔とは違う心底他人を嘲笑うような笑顔
かれん
かれん
かれん