──カン…カン…カン…
里穂
…………
里穂が、フラフラとアパートの階段をのぼる。
里穂の目からは生気が失われ、その色は暗く沈んでいた。
里穂
(…休めるかは分からないけど少し横にならなきゃ)
里穂
(警察も動いてる…けれど、凛がいつ何をするか…)
里穂
(──心細い…1人が…辛い…)
里穂
(ああ…春人さん…こんな時、声が聞けたら…)
里穂
(だけど『助けて』なんて言ったら…)
里穂
(また、春人さんを危険な目に遭わせるかも──)
里穂
──何…あれ…?
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