毎朝
僕達は約束もなしにそのバス停で顔を合わせていた
いつも君が先にいるんだ
でもその日は彼女の姿が無かった
ひかり
ひかり
優馬
ひかり
ひかり
優馬
ひかり
優馬
優馬
彼女はまたあいつを見ていたそれが気になってしょうがない
ずっと子供の頃みたいにはいかないことくらい
優馬
優馬
帰り道君を呼び止めた
でも
ひかり
何も言えなかった
また明日言えばいいやなんて思った
でも明日なんてこなかった
あの日君が見せた寂しそうな笑顔と
ひかり
僕が欲しかったのは
彼女は自転車通学に変わっていた
横にはあいつがいた
優馬
蒼真
別に後悔なんかしてないと、言い聞かせていた
ひかり
いつだってそうだ
優馬
なんてことばかり言っていた自分を
殴ってやりたい
もしかしたらまた間に合ったかもしれないのに…
あいつと話してる時彼女は僕に向けたことのない顔で笑う
それが気になってしまうけど
クラスメイト
ひかり
蒼真
どうしようもないんだ
始まりはみんな一緒だったのに
今は近くて遠い
ひかり
蒼真
僕が見られなかったあの笑顔
僕が欲しかったのは…
ひかり
優馬
ひかり
優馬
ひかり
優馬
ひかり
良かった普通に話せてる
ひかり
優馬
ひかり
優馬
ひかり
ひかり
ひかり
僕の描く未来にはいつだって隣に笑顔の君がいるんだ
小さい頃から一緒だった僕はいつか自然とそうなるんだと思った
でも彼女の描く未来には
僕はいなかったんだ…
手を伸ばせば届かないことに気づいてしまったこと恐れていたんだ
優馬
優馬
優馬
ひかり
彼女はもしかしたら僕の気持ちを知っていたんじゃないだろうか
あのとき僕が伝えたらどんな顔をするのだろう
あの日君が見せた嬉しそうな笑顔と
ひかり
僕が欲しかった笑顔は…
僕の隣にはなくて
それでもやっぱり
優馬
優馬
彼女に笑ってほしいな
振り向けばいつだってあったその笑顔は
いつしか僕の隣から消えてしまった