テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
❁⃘るぅとくんside❁⃘
莉犬
るぅと
るぅと
莉犬
莉犬
るぅと
莉犬
すっかり忘れていた
今日はライブ終わりで
メンバー揃ってころちゃんの家に
お邪魔しているのだ
こうして
全員で誰かの家に泊まるのは
初めてなので
結構楽しみにしていた
打ち上げ
と 名前を付けたその時間は楽しくて
あっという間だった
お寿司を食べ
ピザを食べ
ジェルくんが一発芸を披露し…
修学旅行のように
盛り上がっていたが
それと同時に
疲れもどっと押し寄せてきて
後半はバテていた
家主であるころちゃんは
ピザを食べるなり
すぐにソファーで寝てしまった
莉犬
るぅと
お菓子やら飲み物やらを買い込み
ビニール袋を手にくい込ませながら
ダラダラと歩く
頭の中は霧がかかったままで
買い物中もずっと上の空だった
さとみくんや莉犬の会話も
耳の中を流れて
通り過ぎていくだけだ
莉犬
るぅと
会話のベクトルが自分に向き
少し慌てた
莉犬
莉犬
莉犬
るぅと
莉犬は人のことをよく見ている
すとぷりの中でも
いつもフォローしてくれる
心強い役どころだ
莉犬
莉犬
彼になら
話してしまってもいいだろうか
ふとそんな事を思い
口にしてみる
るぅと
莉犬
莉犬
莉犬
るぅと
前に彼の放送枠を こっそり覗いたら
たまたまその話をしていたのだ
彼らしい可愛い青春の話だった
莉犬
莉犬
るぅと
莉犬
どんな子、か
生憎
子とは言えない年の相手だが
流石にそこは伏せておく
ころちゃんのことを考えて
最初に浮かぶのは
いつも調子のいい姿だ
よく笑って よく喋る
るぅと
るぅと
るぅと
莉犬
るぅと
るぅと
莉犬
その次に浮かぶのは
僕を見てくれているときの彼だ
忙しくて疲れている時は
心配して料理を振舞ってくれる
作業に集中している時は
何も言わずに待ってくれる
僕が褒めれば
彼は嬉しそうに柔らかく笑う
その笑顔だけは
独り占めしていたいくらい
愛しい表情(かお)だ
リスナーに叩かれたり
嫌がらせにあったりした時は
なんでもないふりして
影では本当に悔しそうだった
慰めようとしたら
自分のことを
好きでいてくれる人のために
やってる事だから
もっと頑張れると言っていた
誰よりも努力家だ
るぅと
るぅと
莉犬
莉犬
るぅと
よかった
自分の目から見ている彼を
褒められると
少し恥ずかしい
莉犬
莉犬
るぅと
莉犬
莉犬
サラッと暴露してみたものの
想像以上のリアクションである
るぅと
莉犬
莉犬
莉犬
るぅと
るぅと
莉犬
莉犬
莉犬
るぅと
莉犬は本当に良い奴だ
その優しさと強さに改めて感謝する
莉犬
莉犬
るぅと
るぅと
るぅと
莉犬
莉犬
るぅと
語彙力がないにもこれは酷すぎる
何も包めず
ストレートな表現になってしまい
自分でもびっくりだ
莉犬
るぅと
るぅと
莉犬
莉犬
莉犬
るぅと
るぅと
そうなのだ
実際
あの日から 新曲やらライブやらで忙しく
やっと会えた日には
今までと変わらず過ごしている
お互い
気を使わなくていい存在なのだから
これ以上ないくらいの
雰囲気なのかもしれないが
付き合いたてくらい 甘酸っぱい時間を
過ごしてみたかったものだ
莉犬
その通りだった
これでは友達となにが違うか
というほど緊張感が全くない
るぅと
莉犬
結局
莉犬との議論の結果は出ず
ころちゃん宅まで戻ってきた