私には秘密がある。
それは私達・彼方家が 有名な陰陽師だということだ。
この事は家族の他に、 幼馴染しか知らない。
どうしてバレてはいけないかって?
知っての通り、今の時代に 陰陽師が存在すると知れ渡ったら、 それなりの被害を 受けそうだからだ。
彼方恵奈
ハク(柏珠)
いつも通り妖狐の柏珠(はくじゅ)に 挨拶をしていると、 仲良しの座敷わらしが こちらへ歩いてくるのが見えた。
私はこの座敷わらしのことを “ちとせ“と呼んでいる。
彼方恵奈
ちとせ
ちとせ
ちとせは私の家に住んでいて、 朝早い時間から 見回りに出かけているので 毎回学校に行く時間に会うのだ。
彼方恵奈
ちとせ
ちとせ
彼方恵奈
彼方恵奈
これが私の少し変わった日常だ。
私の幼馴染は超がつくほどの ハイテンションだ。
でも私はそういう人の傍に居る時が 一番落ち着く。
円城寺仁(ジジ)
彼方恵奈
円城寺仁(ジジ)
円城寺仁(ジジ)
円城寺仁(ジジ)
円城寺仁(ジジ)
彼方恵奈
円城寺仁(ジジ)
彼方恵奈
私は仁が笑ってると、 私も笑える。
嬉しくて思わず口にした言葉が 仁には私が寂しがっているように 聞こえたのか、さっきの 元気な声とは違う優しい声で 反応してくれる。
円城寺仁(ジジ)
彼方恵奈
円城寺仁(ジジ)
円城寺仁(ジジ)
彼方恵奈
私と仁はいつもこんな風に 2人でバカ騒ぎして楽しんでいる。
仁と居るとあっという間に 時間が過ぎていく。
いつも気づいたら外はもう暗く、 仁が家まで送ってくれる。
彼方恵奈
円城寺仁(ジジ)
彼方恵奈
彼方恵奈
円城寺仁(ジジ)
この時間を守る為なら 命だって賭けると、私は誓った。
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