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長らくお待たせしてしてしまい申し訳ありませんでした
言い訳はみっちりとこの投稿に書いてあります↓
見にくなんなん
前回の続きからです
ちゅーい 二次創作、ご本人様とは関係ありません GL 百合 本のオマージュ 口調違います 誤字脱字有り
それでもいい心が広い方のみ続きをどうぞ
のあ
るな
えと
母
今までの事が全て
演技だった
といわんばかりに
母はもう少しも
わたしのことを
愛してくれなくなったのです
それどころか
心の底から
嫌悪しているだろうことも
ひしひしと感じ取れました
のあ
のあ
のあ
私は月に一度
近くの教会で開かれる
ミサにさんかし、
神様へそう祈るように
なりました。
クリスチャンという訳では無いですが
ほかの神様に
私の声を聞いてくれる
存在は
思いつかなかったのです。
まるで聖母マリア
のように優しかった
母が、
どうしてここまで
変わってしまうのか。
私の脳では理解ができませんでした
あるいは理解したくなかったのかも
知れません。
だって世の中が敵でも
母だけは私の味方だったのです。
母だけが私を愛してくれたのです。
しかし
私を疎んじるようになっても
母はちょっとした
有名人でしたから
世間体を気にしたのか
私を
施設に預けることは
しませんでした。
私が高校へ上がる少し前のこと
母は過去を捨てるかのように
家族で住んでいた
東京のマンションを売り払うと
京都の町屋をリフォームした
物件を購入し
母
母
などと頻繁に溜め息を漏らしながらも
私も一緒に連れて行ってくれました。
受験に合格し入学するつもりだった
東京の私立高校の
姉妹校である
京都市内の女子校に
通えるように手続きもしてくれました。
そういえば母は少女時代
京都に住んでいたと
小さい頃に話してくれた
覚えがあります。
きっと懐かしい地に帰れば
自分を取り戻せるかもしれない
と思ったのかもしれません
けれど京都に来てから
母は悪魔に魂を
抜かれたかのように
とてつもなく無気力になりどんどんと
廃人のようになってしまったのです
一日中家にいたとしても
高価な美顔器などで
美しい容姿を保つため
のケアは欠かさず
美意識だけはずっと
高かったのに
化粧水すら塗らなくなり
箍(たが)がはずれたょうに
カップラーメンなどの
ジャンクなものばっか
食べて
そのせいで吹き出物が醜いようでした
母
母
母
真っ暗な部屋の隅で
母はうわ言うのように
膝をかかえながら
ブツブツと呟いていました
From:shiori nekoi
Re:蛍が飛び始めた日