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夜も更けているけれどなんとなく寝る気にはなれない。ぼーっとしながら二人でベッドに座っている。
朝陽
杏
朝陽がちょっといたずらっぽい笑顔で私の方を向いた。絶対何か企んでる時の顔だ。
その笑顔のまま朝陽が私に迫る。
朝陽
杏
私はただ後退りすることしかできない、鼻先が触れそうなほど近くに来たところで朝陽がその笑顔のまま言った。
朝陽
杏
私はいつも朝陽のその笑顔に流される。
杏
朝陽
あの笑顔は「俺と朝までゲームしよう」の顔だ。そして私はいつも勝てない。
杏
朝陽
杏
そして朝陽はわかってる。いつもそれを朝まで続けるのが私だということも。