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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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一郎

イテテっ

一郎

派手に階段から落ちてしまった...

一郎

あり?

一郎

ありり?!?!

一郎

俺犬になってるじゃん!?!?

母親

ちょっと何事ー?

母親

すごい音したけど...

母親

ってあら?いっちゃんこんなとこで何してるの?

説明しよう

いっちゃんとは

一郎の家で飼っている犬

イチのことである

一郎

...いやいやいや

一郎

おかん!俺だって!一郎だって!

一郎

あんたほ息子

一郎

高校2年の

一郎

可愛い可愛い息子だってー!!!

母親

いっちゃんもうすぐ散歩行くからね?

母親

待ってて!

一郎

おいぃ!

一郎

ガン無視かよ!?

母親

あー、わかったわかったわよ!

母親

今日はよく吠えるわねぇ。

母親

ほらっ

一郎

ふぉ!?

抱っこである。

見た目はなんの変哲も無い

抱っこである。

だがよく考えると

高校2年の息子を抱っこする母という

割とカオスな

抱っこである。

一郎

おい!!やめろ!!

一郎

この歳になって抱っこはないだろ!?

母親

はいはい、暴れないで!

一郎

くう

一郎

なんなんだワン!

一郎

じゃなかった!

一郎

なんなんだー!?

母親

はい。ここで待ってて!

一郎

ここって...犬小屋!?

一郎

そ、そりゃあそうか...

一郎

どーなってんだよ、全く。

直子

こんにちわー!

母親

あら!直子ちゃん!

説明しよう

直子とは、一郎の幼馴染。

そして、一郎は直子に好意を抱いているという

超ど典型的は話である。

直子

おばさんこんにちは!

直子

一郎は?

母親

さっき階段ものすごい音で降りてったから

母親

出かけたのかしら

一郎

いやいやいやいや

一郎

ここですけど?

一郎

俺いますけど!?

一郎

聞こえますかー!?

母親

んもぉー

母親

今日のいっちゃんはほんとよく吠えるなぁ。

直子

あららー

直子

いっちゃん元気だねぇ

直子

どれどれー

直子が一郎

いやいやイチに近づく。

一郎

おい!直子!

一郎

俺だよ!一郎!!

直子

今日も元気いっぱいだね!いっちゃん!

直子

よしよし

直子

\(^-^ )

一郎

え!?///

一郎

ちょっ///

一郎

おまっ

一郎

何してんだよ!?///

一郎

...そしてなんだ?!

一郎

いつもよりも直子の香りが強い。

説明...することもないが

一郎はイチになったことにより

嗅覚が人間の数倍に上がっているのである。

一郎

...くぅ

一郎

直子...には

一郎

そうだよな、イチにか見えてないもんな...

一郎

よ、よし

一郎

少し勇気を出して

一郎

あ、甘えてみよう。

一郎

すりすり...

イチ...いや一郎は身を直子にすり寄せた。

直子

あらあら甘えん坊さんね♡

直子

ほらほらほら

一郎

くぉ!?///

犬と戯れる時の典型的な行為である

顎下こちょこちょである

一郎

なんだこれは

一郎

犬って、

一郎

最高ワン^_^

母親

直子ちゃんー?

母親

悪いんだけど、

母親

いっちゃんと散歩行ってくれない?

母親

直子

はーい!いいですよ!

一郎

なんですとー!!///

直子

いこっか!いっちゃん^_^

一郎

ワンワン!

一郎

これは完全にデートワン^_^

みなさんお分かりだろうか?

一郎は調子に乗っているのである。

直子

さて!今日はこっちのルートにしようか!いい?

一郎

田圃道か!ワン!

直子

ここの道は歩きやすいし、緑も多いし

直子

気持ちいね^_^

一郎

ワンワン!

一郎

...はぁはぁ

一郎

四足歩行...きつい。

直子

あれ?いっちゃん疲れた?

直子

そこのベンチで休憩しよか!

一郎

わーい!じゃなくて!

一郎

ワン!

直子

ふぅー!私も久々にたくさんん歩いたなぁ。

目の前の公園。

公園内では、小さな男の子と女の子が仲睦まじく遊んでいる。

直子

懐かしいなぁ...

直子

昔、一郎と一緒にあーやってたくさん遊んだなぁ。

一郎

懐かしいワン。

一郎

...ん

一郎

どうしたワン?

直子

あーあ。

直子

一郎何してるのかなぁー?

一郎

...ここにいます。

直子

いっちゃんにいうのも変だけどさぁー

直子

私は昔から一郎が大好きなんだ。

直子

ずっーとね。

一郎

...え?

直子

でも

直子

幼馴染だからこそ

直子

この関係が壊れるのも嫌だなって思うんだ。

一郎

直子...

直子

...私何をいっちゃんにいってんだろーね、

直子

ごめんね!

直子

帰ろ!

一郎

おい...

一郎

待てよ...

その時である。

一郎、いやイチはベンチから激しく落下したのである。

一郎

イテテっ

直子

!?!?

直子

一郎!?

直子

なんでここに!?

一郎

は!?戻った!!

直子

戻った???

一郎

いやいやいや!

一郎

なんでもない!!

一郎

そんなことより...

一郎

直子!

直子

なによ?

一郎

俺さ...

一郎

お前が...

直子

う、うん。

一郎

大好きだ。

直子

...私も

直子

伝えてくれてありがとう。一郎。

一郎

これからも...

一郎

よろしく

一郎

ワン!!!

読んでくれてありがとうございます!

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コメント

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犬可愛いよね! あ、フォローありがとう

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