10話 見られてしまった秘密 前編

次の日の朝

昨日の痛みは全然消えてなかった…

バサッ

試しに袖を捲ってみたが、結構な量の痣があった

…みんなに無視されるのか

行きたくないな…

そんな事を考えながら、俺は急いで支度をして家を出た

ガチャ

今日も無視…か

…でもみんな、俺の事を見てくる

俺の顔…？俺の顔になにが…

だってなんも知らない人からすると、昨日はなんでも無かった人が、

急に怪我して来たんだもんな笑

2人とも、驚きもあるけど、なんか悲しそうな感じもある？

ガチャ

怪我させたのは誰だよ…

バタン

最悪…全身痣だらけだよ？

こんな時に着替えたくない…

もちろん今日は、薄めの長袖も着てやるけど…

…誰も見てなかった笑

これで俺は、あと踊るだけ笑

スタスタ

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数分後

待って、まだ復習しかやってないのに、もう疲れてきてる

長袖のせいか暑いし…

…休憩の時ぐらい、腕まくったっていいよね

端にいるから、誰も見ないだろうし

お前も同い年だろ佐久間

約1時間後

…そうだ、みんなが話してる間に、着替え行こ

ほんと疲れた笑今日はしんどかった

体力も落ちてたのかな… そんな事はないと思うけど

でも、今日初めてふっかの気持ちがわかったかも笑

俺もおじさんになったのか…？

こうやって見ると、痣凄いな

そして、服を着ようと思った時…

やば、思わず振り向いちゃった…

ドサッ

どうしよう、ラウ来ちゃった…

俺は急いで服を着て、ここから出ようとした

スタスタ…

…しょっぴー！！

…俺はそんなめめの言葉を無視した

急いで荷物が置いてある部屋に行こうとした時…

みんなにも聞こえてたのか…

…あんな事言えない

それに、めめとラウなら言うはずだし

スタスタ…