主
主
主
主
主
主
主
主
主
イルマ side
校門でりなさんと別れたあと 使い魔召喚と言うのを教えて貰った
なんでもここ、バビルスの伝統行事らしく 位階(ランク)を測る大切なモノらしい
イルマ
なんて、悶々と考えていたら 使い魔召喚が行われる会場に着いてて
物々しい雰囲気に心臓が高鳴っていた
イルマ
アズ
イルマ
と、頭に?を浮かべていると 遠くの方からズカズカという音が聞こえる
そしてそれは徐々にこの会場に近づき バァン!!と大きな音を轟かせた
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
りな
りな
りな
怖い先生を横に自己紹介を済ませ 胸に手を当てながら一礼するりなさん
正直、それですら僕は緊張してしまうが 彼女は堂々としていてカッコイイ
イルマ
生徒
生徒
生徒
生徒
カルエゴ
生徒達の盛り上がりは たったそれだけの言葉で収まる
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ先生はそう言い終わると 真っ直ぐ僕の方へと近づき、敵意丸出しで
カルエゴ
カルエゴ
りな
カルエゴ
酷く睨みつけられながら 続けられる言葉に唾を飲み込んだ瞬間
りなさんが僕とカルエゴ先生の間に 手を置いて、先生の言葉を遮った
りな
りな
カルエゴ
と、先生は一言りなさんに謝って くるりと方向転換させた
生徒
生徒
生徒
生徒
ザワザワとまた騒ぎ始めた時 カルエゴ先生がまた言葉を紡ぐ
然し、それは先程の 「粛に」ってやつではなくて
カルエゴ
という最悪な言葉だった
生徒
カルエゴ
りな
カルエゴ
りな
カルエゴ
りな
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ先生が舌打ちをして 怒りを含めたまま、机に何かを置く
そして、その瞬間 それは可愛らしい声で説明を開始させた
簡単!使い魔召喚講座(♡) ①羊皮紙に血で丸を描く ②魔法陣の中へ ③羊皮紙を中央のロウソクにくべる…と ④煙が形を成し、使い魔に! さぁ皆もレッt
まだ途中だったのを気にせず カルエゴ先生は拳一つではたき倒した
カルエゴ
生徒
生徒
りな
カルエゴ
りな
カルエゴ
カルエゴ
じろぉんとこちらを睨まれて 背筋が凍る感覚が襲った
生徒
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
バチィィン!!!
眩しい光と共に大きな音を響かせ もう一度前を向くと
先程の説明セットの一部が ジュゥゥと音を出して穴を開けていた
カルエゴ
カルエゴ
生徒
カルエゴ
最後にそう声をかけたと思えば カルエゴ先生は僕の横を通り過ぎる
横目でまた睨まれたような気がしたが これもきっと気のせいではない
イルマ
アズ
イルマ
イルマ
アズ
イルマ
カルエゴ
カルエゴ先生 side
アズ
イルマ
りな
りな
りな
アズ
アズ
イルマ
りな
イルマ
少し遠くで行われるやり取り
それを遠目で眺めながら 俺は悶々と考える
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
イルマ
アズ
りな
イルマ
先輩とアスモデウスにそう返して イルマはゆっくり魔法陣へと向かう
何やら少々考え込んでいたようだが 何を思ったのかヘラヘラし始めた
イルマ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
━━━━━━━━と、 思わぬ所で2人の思惑が合致しているが
本来"召喚"とは悪魔が魔獣を使役する儀式 または、人間が悪魔を使役する儀式だ
カッ!!
イルマ
カルエゴ
りな
そして羊皮紙には"印"が入っており イルマは"人間"である
イルマ
カルエゴ
激しい光が目の前を覆った瞬間 私の目の前にイルマが現れた
イルマ
カルエゴ
すぐさま自分の居た所に目をやれば 魔法陣と下半身がその場に残されており
下を見れば当然の如く、魔法陣があり 状況を理解した
カルエゴ
カルエゴ
りな side
りな
カルエゴくんの声が響き渡る中 私は頭の中で状況を整理する
目の前で見ていた状況はこうだ
イルマ様が羊皮紙をロウソクにくべる ↓ 突然、凄い光が ↓ 気づけばカルエゴくんの上半身が イルマ様の目の前にある魔法陣から出た (今ここ)
りな
りな
りな
手をポンッとさせて納得していると ぼふんっと可愛らしい音が耳を掠めた
何事かと数歩魔法陣に近づくと それは現れたのだ
りな
エギーちゃん
カルエゴくんは今の自分に触れ 酷いショックを受けて
ポテン…と地面に落ちて震えていた
イルマ
エギーちゃん
りな
イルマ
イルマ
りな
アズ
イルマ
アズ
イルマ
どわっと涙を流し始めたアズ様
それにツッコミを入れ 会話をスタートさせるイルマ様達を他所に
私は使い魔となってしまった カルエゴくんの元へ近づく
りな
エギーちゃん
エギーちゃん
りな
エギーちゃん
りな
りな
私がそう言えば、簡単に カルエゴくんは怒りの形相を浮かべ
獣のような姿になって イルマ様に歯向かおうとすると
エギーちゃん
※処罰(シツケ)
イルマ
りな
エギーちゃん
そんなこんなで…元の姿に戻し
サリバン
サリバン
サリバン
サリバン
サリバン
"契約解除は不可"
それを理解したカルエゴくんとイルマ様は 各々、顔を青くさせた
りな
りな
そうして…カルエゴ先生は ショックから自宅で寝込んでしまい
イルマの位階は測定不可!
結果として…
生徒
生徒
生徒
生徒
『悪魔を使い魔にした恐怖の悪魔』 として、イルマの悪名はさらに轟いた
イルマ
そして…
生徒
生徒
生徒
生徒
新任教師りなの名も徐々に広がり
りな
それをりなはまだ知らないのであった
主
主
主
主
主
主
コメント
4件
とてもクオリティが高くて尊敬します! これからも頑張ってください!
凄く面白いです!次も楽しみにしてます!!!