葦日 ストーカー表現あり
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最後に届いた音声は 物を壊す音と、
初恋の人の 乱れた呼吸だけだった。
それ以来、盗聴器から 音声が届かない。
何時間、何日、 何週間たっても。
一向に音声が来ない。 それは一つだけじゃない。
何十個とある 盗聴器。
それら全てから 音声が来ない。
多分、誰かに壊されたのだろう。
一体、誰が壊した?
俺は見守るために 盗聴器を仕掛けたのに、
これじゃあ見守れない、 先輩失格だ。
考えれるのは2つ。 一つは俺の初恋、日向が 壊した。 ただ、それは殆どないだろう。
もう1つは、とゆうより 本命は。
日向にストーカーがいる。
そう考えるのが、俺には 自然だ。
ただ、日向の家に 何十個も置いた、
服にも、耐水性のやつを 仕込んでおいた。
それが壊されている。 つまり、家に潜伏している?
俺は気が気じゃなかった。 今すぐ、日向の家に行きたい。
ただ、俺は東京。 日向は宮城だ。
高校生にとって、交通費だけでも かなりの痛手だ。
……いや、資産運用すれば? 積立NISAとかよく言うし、
上手く行けば、何回も 日向に会える。
それはまた後日、 ちゃんと考えよう。
赤葦
赤葦
赤葦
俺は平面の紙に印刷した 日向に話しかける。
はっきり言って、狂ってる。 そう思うけど、それでいい
それが俺の至福の時だから。
みつ
みつ
みつ
みつ
みつ
みつ
どうかご理解、お願いします。
コメント
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いつでも待つよー!楽しみにしてます!