次の日。
俺はいつも通り学校に行き、席に座っているないくんのところに行く。
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
ないくんは、席を立って教室から出て行ってしまった。
りうら
りうら
りうら
その日、ないくんは俺と目を合わせてくれなかった。
移動教室の時もお弁当のときも、いつもは一緒に行くのに
今日は、ないくんは先に行ってしまった。
りうら
りうら
ー帰りー
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないくんは結局何も言わないまま、教室から出て行ってしまった
ーガタッ
俺は一回自分の席に座り、考える
りうら
りうら
りうら
そのとき、最終下校のアナウンスがなっていた。
りうら
りうら
朝はあんなに晴れていた空がどんよりした雲に変わっていた。
ザーザーッ
りうら
りうら
りうら
俺が下駄箱でどうしようか考えてると、ないくんが下駄箱の方に歩いてくるのが見えた。
りうら
俺の前を通り靴に履き替えたないくんんは、折り畳み傘を持ってきていたらしく傘を開いていた。
りうら
りうら
クラスメイト
俺がないくんに話しかけようとすると、下駄箱に来たクラスメイトが俺の話を遮ってないくんに話しかけた。
クラスメイト
ないこ
ないこ
クラスメイト
そういうと、クラスメイトとないくんは傘をさして昇降口から出て行った
楽しそうに話しながら。
ザーザー ザーザー
さっきよりも雨が強くなってきた。
傘を持っていない俺は、通学路をびしょ濡れになりながら歩いていた。
りうら
りうら
りうら
ボソッと言った一言は誰にも聞こえることなく、目からこぼれ落ちる涙と一緒に雨にかき消されていった。
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一言で言うと最高
最高だあぁぁぁぁあ