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もしも魔法が使えたなら。〜最終話〜

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もしも魔法が使えたなら。〜最終話〜

1 - もしも魔法が使えたなら。〜最終話〜

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2019年11月29日

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…好きです。

はっとして、キョロキョロする。

ダサい、と知っているけど、 君の声が聞こえた気がして。

神様。

僕はひたすら願う。

夢の中だけでいいから、 君と会わせてください。

無理か。
無理だよな。

願ったのに、無理だと自らさとる。

なにをやってるんだ、僕は。

そう思うが、願うのをやめられない。

神様。

人のいない路地に、 僕の声がこだまする。

僕が君を殺したことなんて、分かってるんだ。

僕に君と会う権利なんて、無いんだ。

だけど。

だけど、夢の中だけでいい、
一瞬だけでいい、…君に、会わせて、
ください…。

僕の声は、泣き声とともに、 こだました。

温かさと優しさ包まれている。

そんな空間にいる。

どこだろ、ここ。

ふと、人の気配を感じてふりかえる。

そこには、

君がいたんだ。

会いたくて、でも会えなくて、 僕が殺してしまった愛しい君。

これは、夢?

ごめんなさい、ごめんなさい…

溢れ出る謝罪の言葉を取れめられない。

ごめんね、ごめんなさい。

いいんだよ。

え?

自殺を止められたくなかったから、あなたのせいって言ったの。私のほうこそ、ごめん。 

一瞬だった。

もう君の身体は透け始めている。

天国で、待っててよ。

ん。

見守ってる。

君のことが、いまも、前も、これからも、ずっと大好きた!

………。

…夢、だったのか…?

それでもいい。

だって、きっとウソじゃないから。

君と、分かりあえたから。

僕は、毎日を精一杯生きていく。

もしも魔法が使えたなら、

どんなことを望むだろう。

きっと僕は、

君といつか、一緒になれることを 望むだろう。

もしも魔法が使えたなら、

どうするのだろう。

私なら、君と一緒に笑い合うことを 望むだろう。

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コメント

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こんにちは、Luriです。 もしも魔法が使えたなら。を、完結させることができました。ありがとうございました。新しい恋愛話も考え、書いていきたいと思います。 意味怖などもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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