あれは突然の出来事だった。
圭斗
あのクリスマスの日、
圭斗
僕はツリーの下で
圭斗
1人君を待ってた。
圭斗
横断歩道の向こうに
圭斗
ちらりと君が見えて、
圭斗
僕が手を振ると
圭斗
君は優しく微笑んで
圭斗
手を振り返してくれた。
圭斗
暖かそうなコートを着て
圭斗
赤いマフラーを巻いた君が
圭斗
僕には
圭斗
どんなイルミネーションよりも
圭斗
輝いて見えた。
圭斗
でも、
圭斗
僕が次に聞いたのは
ガシャーン
圭斗
という大きな音と
「おい、人がひかれたぞ!」 「キャー」 「え、!?」 「誰か救急車を!」
圭斗
という人々の悲鳴だった。
圭斗
目の前にいたのは
圭斗
車にひかれて
圭斗
血だらけになった君で、
圭斗
頭が真っ白になって
圭斗
呆然とした。
救急隊員
下がってください!
救急隊員
大丈夫ですか!
僕ははっと我に返った。
救急隊員
誰か知り合いの方はいらっしゃいませんか!?
圭斗
、、、はい!
救急隊員
この方の名前は?!
圭斗
香純です!
救急隊員
病院まで着いて来てください!
圭斗
、、、は、はい!
血だらけで運ばれる君を、 僕はただ呆然と見ていることしか出来なくて、
次に見た君は、 顔に白い布を掛けられて 眠っていた。
お話は続きます! ここまでのご閲覧ありがとうございました! 次回もお楽しみに♪