岩動温泉旅館ホテル
読者さん
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草木も眠る丑三つ時
夜ふかしをしすぎたみたいだ……
疲れからか無意識の猫背を今一度伸ばす
読者さん
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読者さん
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賑やかで楽しげな音が聞こえてくる
重いまぶたでぼやける視界でもわかる……
眠いが娯楽は視覚と聴覚に誘ってくる
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
数時間前に食べたばかりではないか?
嗅覚は脳と胃袋に語りかける
【もっと食べたいだろう?】
読者さん
読者さん
建物の中だというのに街のよう
愛染の街とは違うものだが
不夜とはまさにこのことか
読者さん
読者さん
読者さん
ポケットに入れてある鍵を取り出しては目の前で揺らして見せる
今日の出来事を覚えておくために……
眠るのだ
岩動温泉旅館ホテル・部屋
読者さん
読者さん
あくびが止まらない
脳ミソが語りかけてくるようだ
【さっさと寝ろ】と言わんばかりに
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
何気なくふすまを開ける
この部屋はなんだと
子供の探究心のごとく
読者さん
読者さん
読者さん
まるで干したかのようにふかふかで
おひさまの柔らかい香り
吸い込まれるような温もり
読者さん
読者さん
読者さん
部屋を少し見て回りたい欲求もあるが
三大欲求の一つの睡眠欲には敵わない
鞄を置いて簡易な寝間着に着替える
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
電気のヒモを引っ張って消灯
真っ暗闇に溶け込む視界と意識
今日の終わりを告げる就寝
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