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高校教師の僕はいつも1時間以上電車に揺られて学校へ向かう。とある日…
テストの採点が終わり、終電近くの電車に乗ったときの話をしよう。
皇 たすく
皇 たすく
疲労状態の僕は優先席から開閉扉を挟んですぐの席に腰かけた。
高校生A
高校生B
皇 たすく
高校生らは当然かのように優先席に座りかかって…その時。
高校生B
高校生A
高校生B
高校生A
高校生A
皇 たすく
高校生が転んだ時、見てしまった
窓から手が出てきて彼らを押すのを…
皇 たすく
高校生B
皇 たすく
高校生A
その言葉と同時に扉が開いて、優先席を必要とするであろう子供連れの妊婦さんが優先席に座っていた。
皇 たすく
その翌日、同僚で鉄道マニアの小林によればあの優先席は有名らしい。
15年程前、ペースメーカーを入れたお婆さんが高校生に優先席をとられ座れず
さらに、ペースメーカーの不具合でそのまま倒れ、亡くなったそうだ。
皇 たすく
皇 たすく
それ以来、僕は席が空いていても優先席には座らなくなったのだった。