孤独な私達は歌い手を始めます（🍓👑ばーじょん）

一話ごとに目線変えます！！

そんじゃー、れつご！

あんちゃんが喋り終えると、心愛さんはそう言った

そういうと心愛さんは、私を見る

私は地図を裏返す

そこにはびっしりと、細かい文字で説明が記されていた

そんな声が聞こえてくる

私は何も文句を言わずに、ただ読み始める

ここに来る前、何度も聞かされたことだ

親にもそれでいいの？と何度も言われた

結果私の考えは変わらなかったけど

ｶﾞﾁｬ

荷物をすべて持ち、少し早足で家を出る

その人が出て行ったその部屋は、沈黙で包まれていた

"あるもの"を握っていたことを思いだし、私は口を開く

案の定、興味を持ってくれたのは二人だけ

涙龍華ちゃんは興味はありそうだけど、ずっと黙っていた

柳と小夜については、全く興味を持ってなかった

三人はそう言って鍵を受けとる

二人はこっちに来ないで、宙を眺めたり、スマホをいじっていた

少し上目使いで、そう言った

そう言って泉ちゃんは鍵を二つ取ると、二人のもとへ持っていく

…うん、聞こえた

めちゃくちゃ聞こえた

鍵を受けとり、そっけなくそう答えた

ぐぅぅぅぅぅぅぅ

…部屋が一瞬にして沈黙に包まれた

泉ちゃんが顔を赤らめる

一人を、除いて

どこに隠し持っていたのか、小夜はカロリー○イトを取り出した

急に泉が大声を出す

恐る恐る、私は聞いた

小夜がそう口にすると、泉ちゃんは手を叩いてこう言った

私は思った

会ったばっかりなのに…！？と

言うことはないでふ

おつかのー！