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彩姫
失礼しまぁ~…す（ｶﾞﾁｬｯ
校長
おぉ…こっちに座ってくれるかい？
彩姫
はいっ！
校長
…本当にいいんだね？
彩姫
…はいっ、
校長
後悔しても知らないよ？
彩姫
…はい、
校長
……彩姫先生にはここにずっといてもらいたかったよ
彩姫
……
校長
でも…しょうがない事だから
彩姫
…は…い、
校長
…あいつらも彩姫先生の事が大好きだったと思うよ
彩姫
…私もあの子達が大好きです
彩姫
ずっと一緒にいたかったです
校長
…彩姫先生
彩姫
はい、
校長
お願いがあるんだ
彩姫
お願い…ですか？
校長
…無理なら大丈夫なんだg
彩姫
…わかりません
彩姫
…ですが、来れるようにはしたいです
校長
…待ってるから
校長
よし、じゃあ…入ってくれ
彩姫
えっ…？
他の先生
行っちゃうんだよね~！？（ｶﾞﾁｬｯ
他の先生
寂しいよ！？
彩姫
…私も寂しいですよぉ…
他の先生
…また会える日まで待ってるからね！
彩姫
ｯ、はいっ！
他の先生
あとこれプレゼント！
他の先生
受け取って！
彩姫
え…いいんですか？
彩姫
ありがとうございます！！
他の先生
じゃあ…仕事あるからっ！
彩姫
はい！お疲れ様です！
他の先生
じゃね！
彩姫
さようならっ！
校長
…おっ、そろそろだね
彩姫
あ、ほんとですか、
校長
…あいつらには言わなくていいのかね？
彩姫
…はい、
彩姫
言わないであげてください
これはしょうがない事だ
親が病気になり実家に帰らなければならなくなった
実家は結構遠い
それで看病
いつ治るか分からない
それに、私は”先生”をやめる
今年で教えるのは終わり
最高の生徒と日を過ごせて嬉しかった
それに…幸せだった
でも、もう二度と戻れない
サヨナラ私の幸せ
サヨナラ皆
○○駅〜○○駅〜
彩姫
あっ…着いちゃった
彩姫
ただいま〜
お母さん
ごめんねぇ…
彩姫
いいんよ、いいんよ！
お母さん
ありがとう…
何日も何日も
毎日看病をした
そんななか
私は今あの子達が何をしているのかは分からない
卒業式まであと少し
…皆の名前
呼べるかな…
お母さん
彩姫〜…お水とってくれないかい？
彩姫
んっ！
彩姫
ちょっと待ってぇぇえ！
お母さん
ありがとう…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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